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サーマクールの基礎知識
サーマクールとは
Thermacool とは“熱の”という意味の“thermal ”と“冷たい”という意味の“cool”からとった造語です。皮膚を冷却しながら高周波(RF radio frequency)電流で皮膚の奥深くをあたため、コラーゲンを収縮、増殖させることにより、皮膚のたるみ、しわ、毛穴の開き等を改善するノンアブレイティブ治療*です。
(* ノンアブレイティブ治療・・・メス、針を使わない治療のこと)
サーマクールは、2002年に美容大国アメリカのサーメージ社が開発しました。
日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDA(食品医薬品局)、カナダのHPFB(健康製品食品局)にも承認されている効果的な若返り(アンチエイジング)治療器で、いまや世界80カ国・2,200以上の医療機関で使用されており、すでに50万人以上の方が若々しさを取り戻しています。
安全性と信頼性の高さについては保証付きで、発売以来世界各国でブームを巻きおこしています。
しわやたるみの改善、美肌・若肌の促進に加えて小顔治療器としても使用されております。今では顔や首はもちろん下垂したバストやたるんだヒップなど体の引き締めをも可能にしています。
『たるみは治療したいけれど手術はしたくない』『たるみと同時に肌質も若返らせたい』という方に最適です。傷跡もできず、内出血もおこしませんので、社会生活を普段通りにしながら施術が可能です。
たるみの原因
皮膚は、表面から表皮、真皮、皮下脂肪組織の3層構造でその下に筋肉や骨などが存在します。真皮はコラーゲンと呼ばれる線維成分やその間を埋めるヒアルロン酸等の保湿成分そしてコラーゲンを作り出す線維芽細胞等の細胞成分からなります。皮下脂肪組織では脂肪のまわりに線維性隔壁と呼ばれる線維が存在します。
紫外線によるダメージや老化による線維芽細胞の機能低下により、このコラーゲンが壊れたり、少なくなることで皮膚のハリがなくなり、ささえる組織がゆるみ、しわたるみが生じてしまいます。
サーマクールを行うことにより、真皮及び皮下脂肪組織の線維にそって高周波が流れ、その熱で線維を収縮させ、さらにまわりの線維芽細胞に熱刺激を与え、その活動を盛んにすることにより、しわ・たるみを改善します。
サーマクールの原理
サーマクールは次の2つの反応がおこることによりリフトアップ効果、引き締め効果が得られるとされています。
コラーゲン線維の収縮による即時的な引き締め効果
真皮層内の5~15%のコラーゲン線維が熱により蛋白変性し、収縮するため。サーマクールで皮膚に電気を流すとこのコラーゲン線維に電気が流れて発熱し、例えるなら『お肉を電子レンジにかけると縮む』のと同じように皮膚が縮みます。
サーマクールを照射すると、RF(ラジオ波)エネルギーの効果でコラーゲン繊維を変化させることができます。
その際に、コラーゲンそのものが収縮を起こしてくれるので、たるんだ状態のコラーゲンが”シャキッ”として、処置直後から効果を実感できるというわけです。
創傷治癒過程でおこる長期的なコラーゲンのリモデリング
蛋白変性をおこしたコラーゲン線維が修復される過程で、大量のコラーゲンが生成され、変性をおこしたコラーゲンと置き換わります。また創傷が治癒する過程で、組織が収縮する作用もあり、この収縮は約4~12週間にわたり続きます。
このためサーマクールの効果が完成するためには早くとも約3ヶ月、遅い方だと約6ヶ月かかるとされています。
サーマクールのメカニズム
RF(高周波)が肌に照射されると、電子の移動で摩擦熱が生まれ、コラーゲン繊維を変化させることができます。
その際に、コラーゲンそのものが収縮を起こしてくれるので、たるんだ状態のコラーゲンが”シャキッ”として、処置直後から効果を実感できるというわけです。
サーマクールの処置後は、変性を起こしたコラーゲン繊維が新しく作られた大量のコラーゲンと置き換わっていきます。
この反応は、サーマクールの処置後1~3ヶ月続き、さらに良い状態に変化していくことになります。
またレーザーや赤外線では届かない深部にまで熱を発生させることができます。
RF(高周波)の照射前、照射中、照射後に十分冷却させるため、肌表面に傷をつけることはありません。
サーマクールの特徴
- 切らない
- メスを使わない
- 内出血しない
- 腫れない(注射しない)
- 異物を入れない(ナチュラル)
- 肌質改善効果がある(毛穴を小さくする、肌の張りをだす)
- 1回の治療ですむ
- 急な変化でなく、効果が3~6ヶ月かけて徐々に増してくるので施術を受けたことを周囲に気づかれない
- 効果が長持ち
- 直後からお化粧ができる
- 普段通りの生活が可能
など多くのメリットのある治療法です。
サーマクールの歴史
サーマクールが登場するまで
サーマクールができるまでは“たるみとり”といえば“フェイスリフト”と呼ばれる手術しかありませんでした。
ただやはり手術となると腫れや内出血、傷跡など回復までの期間が長く、すべての方に受け入れていただける治療法ではありませんでした。そこで長く待ち望まれた若返り治療法としてサーマクールが登場しました。2003年からサーマクールを使用し、実績を積み重ねてきました。サーマクールは皮膚そのものを収縮させ、コラーゲンを産生させる治療のため、毛穴を小さくし、肌質を改善します。肌質改善効果は手術ではみられない効果です。
サーマクールのこれまで
初期には現在の方法よりずっと高レベルのエネルギーの1回照射(シングルパス)であったため、痛みも強いものでした。このためエムラやエラマックス等の局所麻酔クリームを塗布したり、さらにそれを超音波導入したりという麻酔が行われていましたが、それでもかなりの痛みを伴う治療で、処置後に強い腫れをおこすこともまれではありませんでした。その後アンカリングポイントとよばれるより効果を上げる部位への照射が意識されるようになり、さらなる研究により、ややエネルギーを落として多数の照射をすることにより、痛みなどの副作用を減らし、引き上げる方向なども立体的に考慮した方法となって(マルチプルパス・ベクトル法)、より効果を高めることに成功しました。
この間照射の速さもスタンダードチップでは1発照射するのに約6秒かかっていたものがファストチップと呼ばれる1発約2秒で照射可能なものとなり、照射先端部(チップ)の大きさも1cm2 → 1.5cm2 → 3.0 cm2とどんどん大きくなり、照射数も大幅に多いものが使われるようになって、以前の何倍もの照射数となっています。3.0 cm2チップ使用により、現在は効率的かつ効果的で、痛みもさらに抑えた治療ができるようになりました。
またこれまでは上まぶたや下まぶたへの照射ができなかったのですが、0.25cm2シャローチップの開発やコンタクトシールドを行うことによりこれも可能となりました。さらにはボディのしわ・たるみとりとしての応用が始まっています。
左上から「上まぶた用0.25cm2シャローチップ」、「初期から使用されている1.0cm2スタンダードチップ」、「早く照射できるようになった1.0cm2ファストチップ」、「大きくなった1.5cm2ビッグファストチップ」、「さらに大きくなった3.0cm2ファストチップ」
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