コラム

COLUMNハイフ治療にダウンタイムはある?副作用や治療によるデメリットがある等を詳しく解説

ハイフ治療を受けてみたいという方にとって、気になる情報の一つがダウンタイムや副作用といったデメリット部分ではないでしょうか。
治療を受ける際の注意点や、リスクを最小限にするためのポイントなどを詳しく解説します。

ハイフ治療のダウンタイムについて

ハイフ治療は、一般的にダウンタイムが「無い」と言われている治療です。
ただ、ダウンタイムという言葉は状況によって異なる解釈がされるもので、術後大きな傷がふさがって通常通りの生活が行えるまでの期間を指す場合もあれば、軽度の赤みや腫れといった症状も含めて「副作用」とされるような症状が完全に治まるまでの期間を指す場合もあるもの。
ハイフ治療では日常生活に支障がでるような傷などは出ないため「ダウンタイムなし」とされていますが、こうした軽微な症状まで完全に治まるまでの期間と考えると、ハイフ治療にも一定のダウンタイムがあるという事になります。

ハイフ治療における副作用リスクとしては、主に下記のようなものが挙げられます。

ヒリヒリとするような痛み

ハイフ治療は、超音波を使用して皮下に高温の熱を発生させる事で、皮下の細胞を意図的に損傷させ、人体の回復力を高めるという治療法です。
言い換えれば、強い熱エネルギーで皮下に軽いヤケドのような状態を作り出す事になりますので、治療後にはヒリヒリとした日焼け後のような痛みが生じる場合があります。
こうした痛みは数日も経過すれば無くなっていきますが、治療後に十分な保湿を行わなかったり、紫外線を浴びて日焼けのダメージが加わったりしてしまうと症状が長引いてしまう可能性があります。

ズキズキという筋肉痛のような痛み

SMAS層という表情筋の筋膜に熱を加える事から、熱によって筋膜や筋繊維周囲に影響が生じて筋肉痛のようなズキズキとした痛みが出てくる場合があります。
この痛みは施術の翌日や2日後あたりから発生する事が多く、これも数日のうちに軽減していき1週間以内には治まります。

しびれや麻痺のような感覚(神経損傷)

超音波の照射により皮膚の深い場所に熱を加えるハイフでは、皮下にある神経も熱によって損傷させてしまう事があります。
神経が損傷すると、その部分に何かが触れても感じにくくなったり、軽くしびれたような感覚が続く状態になります。
神経の細胞も時間経過とともに回復しますので、通常は数日から数週間程度が経過すれば感覚も元に戻っていきます。

こうした軽い神経損傷は特に問題の無い範疇なのですが、照射の出力が強すぎたケースなどでは神経損傷が強くでてしまう事もあります。その場合でも数か月が経過すれば回復するケースがほとんどですが、なるべく早く改善させていくためにも一度治療を受けた医師などに相談して適切な対応を行うようにしましょう。

炎症、赤み、腫れ

ハイフの照射によって肌の細胞がダメージを受けるため、軽度の炎症による赤みや腫れが生じる可能性があります。
軽度のヤケド状態による副作用であるため、ヒリヒリするような痛みと同様数日で無くなっていきますが、治療直後に激しい運動や入浴など体温が上がる事をしてしまうと、炎症が広がって回復にかかる時間が長引いてしまう可能性が高まります。
また、ハイフの照射出力が強すぎた場合などでも症状が強くでる事があります。
赤みや腫れは基本的に軽微なものですので、メイクなどによってカバーする事ができる程度である事がほとんどです。

ヤケドによる水ぶくれ

ハイフの治療はそもそも「軽度なヤケド」状態を作るものですが、出力が強すぎたりすると、軽度ではなく水ぶくれを伴うような強い火傷状態になってしまう事があります。
特に頬や額など、骨に近い部位では熱がこもりやすくなるためリスクが高くなります。
こうした症状は治療直後に生じてくるものですので、医師とよく相談して適切な処置を行いましょう。

ひきつれ感

ハイフの照射後、顔がつっぱったような「ひきつれ感」が生じる事があります。
これはハイフ治療によるリフトアップ効果が強く出すぎている状態で、熱刺激によって皮膚が強く引き締まるために感じるものです。
施術直後のひきつれ感は数日のうちに改善していきますが、これは効果が無くなっているわけではなく治療直後にすぐ実感できる「熱による組織の収縮」が落ち着き、皮下組織の再生が進んできている状態です。
ひきつれ感は元々脂肪やたるみがそこまで大きくないような方が、やや強引に施術を受けた際で特に表れやすいので、治療前によく医師と相談して適応を判断して治療を受けるようにしましょう。

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軽微な副反応を含めてもダウンタイムは1週間以内

以上のように、ハイフ治療のダウンタイムは軽度の赤みなどといった症状を含めても、ほとんどのケースで1週間以内には症状が落ち着くものとなっています。
また、ダウンタイム期間には該当していても通常通りメイクなどを行う事も可能ですので、特に日常生活において何か支障を感じるという事はないでしょう。

ただし、ダウンタイムの長さについてはやはり人それぞれの肌質や治療内容、そして治療後の過ごし方やアフターケアなどによっても異なりますので、場合によっては1カ月以上など長期にわたって何らかの副反応を感じる事もあります。
その場合には早めに治療をうけたクリニックなどで相談をして、正しくケアを行うようにする事が早期改善のために大切です。

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ダウンタイムの症状(副反応)を避けるためには

治療後に生じるダウンタイムが軽微なものだとはいっても、やはりなるべく副反応は避けたいですよね。
ダウンタイムの症状を避け、なるべく早期に回復させていくためのポイントを紹介します。

症例数が多く技術や知識の十分な医師の施術を受ける

ハイフ治療のように専用の機械を使用した施術では、施術する医師やスタッフの技術や知識が軽視されがちですが、やはり施術者によっても効果やダウンタイムの症状は大きく変わります。

例えば照射部位毎の適切な出力調整や、細かい部分でのショットの打ち方(照射角度やヘッドの当て方)といった部分は施術者の知識や技術によって決まってくるものであり、適切な照射が行われればより高いリフトアップ効果が得られ、持続する期間も長く、また副作用も抑える事ができます。

施術者の技術力などをはかる事は難しいですが、ホームページやSNSなどに掲載されている症例写真を確認したり、経歴などを参考にするというのが一つの手段といえます。
また、ハイフ治療は皮膚系の治療ではありますが、皮膚表面だけではなく皮下の組織まで熟知しているとより効果的な施術が可能となる面もありますので、形成外科専門医の資格を所持しているなど内側の構造までしっかりと把握している医師の施術だと、より効果的な治療がうけやすいかもしれません。

施術中に痛いと感じた際に無理をしないで伝える

術後に発生する副作用を悪化させてしまうのは、必要以上に強すぎる出力での照射などが大きな要因です。
ハイフ治療は皮下に熱が加わるため、照射によって影響をうける部位を直接見ながら施術を行えず、施術を受ける方と施術者でコミュニケーションを取って最適な照射出力を決めていく必要があります。
中には「痛い方が効果的」といった間違えた認識を持ってしまい、痛くても我慢するからとにかく出力を強くして欲しいというような方もいますが、これはNGです。
出力がある程度以上でなければ効果が発揮されにくいのは確かですが、出力が強ければ良い効果が得られるかといえばそうではなく、強い出力はこれまでに紹介したような副作用リスクばかりが高まる結果となります。

痛みは状態を適切にはかるための大切な情報ですので、痛いと感じたら無理に我慢をせず、施術者にしっかりと伝えて適切な出力の調整を行ってもらって下さい。

治療後のスキンケアは優しく行う

洗顔などのスキンケアにおいて「擦らない」でなるべく肌に負担をかけないようにする事が重要という点は意識している方も多いと思いますが、ハイフ治療の後は肌が熱ダメージを受けて普段以上に敏感になっていますので、普段よりも更に刺激を避けた優しいケアを行うように心がけましょう。
洗顔ではよく泡立てた洗顔料を優しく肌に乗せ、すすぐときやふき取る時も含めてなるべく摩擦などによる負担をかけないように意識します。
また、すすぐ際のお湯なども熱いお湯ではなく人肌以下程度のぬるま湯を使うなど、とにかく刺激を避けて優しくケアするようにしていきましょう。

紫外線を避けて保湿はたっぷりと

ハイフ治療の後は軽度のヤケド状態と表現していますが、これは日焼けした肌に近い状態ともいえます。
日焼け後の肌は乾燥しやすく、また紫外線による刺激も感じやすいかと思いますが、ハイフ治療後もこれと同じ状態ですので、しっかりと保湿を行って乾燥を防ぐケアや、紫外線対策のアイテムを使ってUVケアを心がける事が大切です。
肌の乾燥ケアや紫外線対策が不十分だと、肌が外気や紫外線などの刺激によってダメージを受けて余計に肌老化が進んでしまう可能性もありますので、しっかりとケアを行いましょう。

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ダウンタイムや副作用を抑えて快適な治療を

ハイフ治療は日常生活に支障が出るようなダウンタイムは基本的にありませんが、軽度の痛みや腫れといった副反応は発生しうる治療です。
しかし、適切なケアやクリニック選びをする事でこうしたリスクを最小限に抑え、ストレスなく治療を受けてしっかりとリフトアップ効果を実感できますので、参考にしていただければ幸いです。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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