コラム

COLUMNほうれい線にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?リスクや副作用はあるのか

小鼻の横から口元に「ハの字」にのびるほうれい線。加齢により顔の皮膚や組織が垂れ下がってくるとより深く目立つようになる事から「エイジングサイン」としてもよくしられていますが、このほうれい線が目立つ状態を手軽に解消できるとして人気の治療がヒアルロン酸注入です。
一方で、手軽に行えるだけに継続して打ち続けると何か副作用などのリスクがないのかなど、心配に思う方も多いのではないでしょうか。
今回はほうれい線に対するヒアルロン酸注入のリスクなどを中心に解説します。

ほうれい線はどうして出来るのか

ほうれい線は、簡単に言えば口元の皮膚や組織を支えている筋肉(表情筋)と、頬を支えている筋肉の境目にできる溝です。
口の周辺には口輪筋という表情筋があり、頬の部分には大頬骨筋、小頬骨筋、上唇挙筋やといった表情筋が支えているのですが、この頬の筋肉が皮膚に癒着して動きが悪くなったり、筋力の衰えによって頬が支えられなくなってタルミができるとこの溝が目立つようになってほうれい線が深くなります。

そのため、一般的にいわれる「シワ」とはまた別の構造となっていて、肌表面のケアだけでは解消が難しい悩みといえます。

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ヒアルロン酸注入治療とは?

ヒアルロン酸は化粧品などにも利用される事が多いため、聞いたことがあるという方が多数かと思いますが、ヒトの体の中に元々存在し、体内で作られている保湿成分の一つです。

水分を多く抱え込んでジェル状になる性質があり、皮膚の保湿成分のほか軟骨のクッションとしての役割を果たすなど、非常に重要な成分となっています。

このヒアルロン酸を適度な硬さに調整し、注射器で任意の部位に注入する治療方法がヒアルロン酸注入です。

注入されるヒアルロン酸は一定の固さを持ったジェル状となっているため、皮下に注射する事で皮膚を内側から持ち上げ、ボリュームが減少している部分を補う事ができます。

ヒアルロン酸注入の効果は徐々に無くなる

ヒアルロン酸注入でアップさせたボリュームは、一度注入したらそのまま永続するものではなく、一定の期間が経過すると元に戻っていきます。

これは、ヒトの体内には古くなったヒアルロン酸を分解していくヒアルロニダーゼという酵素が存在していて、注射によって注入したヒアルロン酸もこの酵素により徐々に分解されていくためです。

ヒアルロン酸の分解は注入直後から徐々に進行していくため、ボリュームが最大となるのが注入直後であり、注入するヒアルロン酸の種類や部位、注入方法などにもよりますが大体1~2年程度の期間で吸収されていく形となります。

ヒアルロン酸にはいくつかの種類がある

ヒアルロン酸注入に使用される薬剤は、硬さや持続の種類などがあります。
大体は硬めの感触のものの方が分解もされにくく長持ちしやすい傾向にありますが、柔らかめのものでも持続しやすい特殊な製法が利用されているものもあります。

また、目的によっては注入によって内側から皮膚を持ち上げるのではなく、肌に吸収させて潤いをアップさせたり、肌の代謝を引き上げたりという役割のヒアルロン酸もあります。

どのヒアルロン酸が優れているというものではなく、目的に応じて最適なものを選ぶ事が大切です。

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ヒアルロン酸注入でできる「プチ整形」

ヒアルロン酸注入は、注射で手軽におこなえる治療法である事から「プチ整形」とも呼ばれる人気の美容整形の一つです。
麻酔などの時間は必要となりますが、注射にかかる時間は5分程度なので非常に短時間で施術が可能で、注入の直後から変化を実感できるという即効性も人気の理由となっています。

また、ヒアルロン酸自体は元々体内に存在している成分であることから安全性が非常に高く、傷跡も注射による小さな傷跡くらいでダウンタイムも無い事から、いつでも安心して受けやすい治療だと繰り返し治療をされる方も多くいらっしゃいます。

ヒアルロン酸注入は様々な部位のプチ整形として利用されています。

鼻筋を高くするプチ整形

眉間に硬めのヒアルロン酸を注入する事で、鼻の高さをアップさせる事ができます。
注意点として、鼻には重要な血管なども通っているため、ヒアルロン酸を注入する層や分量を間違えると場合によって失明などのトラブルに繋がる事も報告されており、信頼できる医師の治療が必要不可欠となります。

その他、注入の方法によっては鼻先を高くして形を整える鼻尖形成も行う事ができます。

涙袋形成

下まぶたのプックリとした膨らみである涙袋も、ヒアルロン酸で作る事ができます。
涙袋形成は少量のヒアルロン酸でも十分に行う事が可能で、目元の印象を大きく変える事ができるのでプチ整形を何か試してみたいという方にもおすすめです。

目元の凹み改善

加齢などによって生じる目元の窪み、凹みもヒアルロン酸注入によって改善ができます。

唇のボリュームアップ

美容整形としてイメージしやすい治療の一つである唇のボリュームアップもヒアルロン酸注入で手軽に行う事ができます。
ボリュームを単純にアップさせるのではなく、口角を挙げて柔らかい表情を作るなどの調整も可能です。

輪郭のプチ整形

あご先に入れて横顔を整えたり、こめかみの凹みを解消したり、額を丸くしたりという輪郭の整形もヒアルロン酸注入で対応が可能です。

豊胸術

バストにヒアルロン酸を注入する事でボリュームアップが可能です。
脂肪注入やインプラントバッグのようにずっと効果が続くものではありませんが、手軽に受けられて自然な仕上がりが出来るため人気の方法の一つです。
また、結婚式などのイベントに合わせた施術や脂肪注入などの大がかりな治療をする前に試したいという方にも人気です。

リフトアップ術

頬など加齢によってボリュームが減少してしまうような場所にヒアルロン酸を注入し、肌を内側から持ち上げるようにする事でリフトアップが可能です。
顔のタルミを解消するため、ほうれい線などの悩みも改善する事ができます。

ほうれい線などの溝の改善

ほうれい線やゴルゴ線、マリオネットラインなどの溝にヒアルロン酸を注入する事で、内側から皮膚を持ち上げて改善する事ができます。
あまり硬すぎるヒアルロン酸だと動きが悪くなって不自然になりやすいので、皮膚をしっかりと持ち上げつつ動きに柔軟性がある適度な柔らかさのヒアルロン酸が主に用いられます。

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ヒアルロン酸注入のリスク・デメリット

手軽に治療を受ける事が可能で様々な悩みが改善できるとメリットの多いヒアルロン酸注入ですが、デメリットはあるのでしょうか。
ヒアルロン酸注入を受ける上でのリスクやデメリット、打ち続けると生じやすい副作用などは下記の通りです。

仕上がりが思っていたのと異なってしまう事がある

ヒアルロン酸注入をうけたら「こうなるだろう」と期待していた顔と、実際に治療を受けて変わった顔が異なっていて、ガッカリまたは後悔する事があります。
これはほとんどの場合で事前に医師と十分な意思疎通が取れておらず、仕上がりのデザインが共有できていない事が原因で、治療内容を医師とのカウンセリングではなく無資格のカウンセラーなどが主体で行うようなケースでありがちです。
実際に治療を行う担当医師がしっかりと理想の仕上がりを把握できていなければ、その通りのデザインにする事はまず困難ですので、実際に治療を受ける前にしっかりと医師に希望のデザインを伝えられるクリニックを選ぶようにしましょう。

どうしてもという場合は、ヒアルロン酸を溶かすヒアルロニダーゼを注入する事で治療前の状態に戻す事は可能ですので、お気軽にご相談ください。

皮膚にデコボコができてしまう

ヒアルロン酸の注入にムラがあるなどの場合、皮膚表面にデコボコの状態が出来てしまう事があります。特に硬めのヒアルロン酸を注入する場合などで生じやすいといえるでしょう。
これは医師の技術不足が主な要因で、注入する分量を適切に調整しながら行える技術がないとこうしたトラブルに繋がりやすくなります。
注入症例の豊富な医師や、形成外科専門医など手技経験が多い医師を選ぶようにするとよいでしょう。

皮膚が伸びてたるんでしまう

ヒアルロン酸は皮膚を内側から持ち上げる治療です。注入量が過剰だと、皮膚を持ち上げすぎて伸ばしてしまい、ヒアルロン酸が無くなった時に前よりもタルミを目立たせてしまうとう可能性もあります。
特に、肌が乾燥していたり柔軟性が無い状態で極端な注入などをしてしまうと、妊娠線のような跡がうっすら出来てしまう可能性もありますので、一度に注入する量は医師とよく相談して適切な分量にとどめておきましょう。

依存してどんどん過剰になってしまう

人は同じ状態を見ていると次第に慣れてしまうため、ヒアルロン酸注入を行った直後はその変化に満足していても、毎日その状態を見ていると少しずつ慣れてきて変化を物足りなく感じてしまう事があります。
また、ヒアルロン酸は注入後から徐々に減少していくという性質があるため、変化した状態への「慣れ」と元に戻っていく事への焦りから、注入する量を少しずつ増やしていって過剰になりすぎてしまうというケースも見かけます。
このようなヒアルロン酸注入への「依存性」は、特殊な事例ではなく誰でも起こりうるリスクの一つです。

ヒアルロン酸を打ち続けるとそれ自体が大きな健康被害や副作用を引き起こすというものではありませんが、やりすぎると皮膚が伸びてしまったり、メンタル面でのマイナスになってしまったりという結果にも繋がりますので、医師と相談しながら適量での治療を行うようにした方が良いでしょう。

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ヒアルロン酸注入は高い技術力をもった医師の豊富な城本クリニックにお任せ下さい

治療時間も短くダウンタイムも少ないという手軽さから「プチ整形」とよばれるヒアルロン注入ですが、施術の仕上がりは医師との十分なカウンセリングが行えるかどうかや、医師が十分な技術力を保有しているかなどによって大きく異なります。
城本クリニックは無資格のカウンセラーなどはおらず、医師による適切な診断とカウンセリングの上で治療が行われますので、しっかりと希望のデザインを共有して理想の仕上がりを目指すヒアルロン酸注入が可能です。
また、城本クリニックの医師は形成外科専門医や美容外科専門医の資格保有者も多く、ヒアルロン酸については個別に施注資格を取得するなど高い技術力を持って治療にあたる事ができるように研鑽を行っております。
カウンセリングから施術、アフターケアにいたるまで安心して理想の結果をご実感いただけるように努めていますので、治療にご興味をお持ちの方は是非一度ご相談くださいね。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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