コラム

COLUMNボトックス注射の副作用は何がある? 7つのデメリットやリスクを詳細解説

プチ整形の中でも特に人気の治療となっているボトックス注射。
注射だけで手軽にシワ改善や小顔整形など様々な効果が期待できるとあって、毎日多くの方がボトックス注射を受けにクリニックに来院されています。
しかし、どんなに手軽な治療とはいえやはり治療には大なり小なりリスクが存在するものです。リスクを最小限に、安心して治療を受けていただくためにも、今回はボトックス注射でおこりうる副作用やデメリットの内容と、対策方法を詳しくご紹介します。

ボトックス注射とは?

ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという毒素の一種を薄めて精製し、人体に害のない薬として注射を行う治療法です。
ボツリヌストキシンは神経伝達物質の「アセチルコリン」を阻害する働きを持っているのですが、これを上手に活用する事で筋肉などが過剰に動いてしまう事を抑制し、様々な美容効果を得る事ができます。

例えば、眉を内側によらせて「ひそめる」ような表情が癖になっている方の場合、この表情筋の動きによって眉間に縦のシワが入ってしまいます。
この眉をひそめるような表情筋の動きをボトックス注射で抑制する事で、眉間にシワが出来るのを予防し、出来てしまっているシワも皮膚のターンオーバーで徐々に改善させる事ができます。

その他にも、咬筋という歯をかみしめる時に働く筋肉は、顔の「エラ部分」を横方向に張り出させて大きく見せてしまうという特徴があるため、咬筋にボトックス注射を行って過剰な張り出しを抑える事で小顔効果を得られるなど、治療を行う部位によって様々な悩みを解消する事が可能です。

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ボトックス注射で生じる7つのデメリット&リスク

ボトックス注射は世界80か国以上で行われている治療であり、治療としての歴史も20年以上と非常に豊富な実績もある安全な治療ですが、副作用やデメリット、リスクが全くないというわけではありません。
注射によって生じる可能性があるデメリットとしては、下記のものが挙げられます。

1.アレルギー反応

ボトックス注射によって注入した薬剤を体が異物として判断し、これを排除しようとしてアレルギー反応が引き起こされるケースが稀にではありますが存在します。
アレルギー反応といっても、ほとんどは軽度の赤みや腫れ、痒みといった程度の症状であり、注射後1週間~1ヶ月ほどが経過すれば治まるもの。
重度のアレルギー反応が引き起こされて体に深刻な負担がかかるという可能性は極僅かといえますが、注射後に何らかの不調が続いていると感じる場合には早めに担当医に相談するようにしましょう。

2.表情がぎこちなくなる

ボトックスで起こりやすいトラブルのひとつが、表情がぎこちなくなってしまうというものです。
ボトックス注射は表情筋の働きを抑える事で様々な美容効果を得るという治療ですが、治療によって動きを制限する必要がない表情筋の働きを押さえてしまったり、ある程度は動きがでるように調整しなくてはいけない部分が、注射の量が多すぎてほとんど動かなくなってしまったりといった状態になると、適切に表情筋が動かせなくなって表情がぎこちなくなってしまいます。

また、表情筋は相反する働きを持った筋肉でバランスを取っている部分が多く、例えば瞼は「眼瞼挙筋」という筋肉で開かれ「眼輪筋」によって閉じられていますが、ボトックス治療で片方の筋肉の働きを弱めると、もう一方が相対的に強くなるため、顔を全く動かしているつもりがないのに表情が変わってしまっているという状態になる事があります。

これを上手に活用できれば「キリっとした表情」や「優しい表情」などを作る事も出来るのですが、失敗するとなんだかいつも怒っているような顔つきになってしまうなど、意図してないマイナスの状態になってしまう事があるので注意が必要です。

その他にも、顔の左右で注入量のバランスが悪く、顔が左右非対称になってしまうなどのトラブルとなるリスクもあります。

3.腫れや内出血が生じる

ボトックス注射は注射だけの手軽な治療ですが、注射器の針によって毛細血管が傷つくなどにより内出血ができてしまう事があります。
また、細い針で注射がされるとはいっても注射針によって細胞がダメージをうけますので、注射部位に軽度の腫れやむくみが出来る可能性はあります。

4.たるみができる

人の肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層に分かれていて、これらを表情筋が支えている形になっています。
そのため、場合によってはボトックスで表情筋を弱める事により、肌を支える土台が弱くなってたるみが生じてしまうという事があります。
また、加齢などによって皮膚に弾力が無くなっている方の場合は、ボトックス注射によって内側の筋肉が細くなることで皮膚に余りが生じてしまい、これが皮膚のたるみとなってしまう事があります。

5.噛む力が低下して食事がしにくくなる

小顔を目指すためのエラボトックスでは、ものを噛む際に使われる咬筋の働きを抑制します。
そのため、噛む力そのものがいつもより低下する事となりますので、硬いものを食べにくくなるなど食事がしにくくなるというデメリットになるとも考えられます。
一方で、無意識に強く噛んでしまう事で歯に強い負担がかかってしまっている方や、睡眠時などに歯ぎしりをしてしまっている方の場合はこれを軽減する事が出来るというメリットにも繋がります。

6.慢性的な頭痛などの症状が出る

ボトックス注射によって表情筋の働きを抑制すると、普段と違った表情筋の使われ方がするようになるため、いつもと違う部分の筋肉が疲労したりコリを生じる可能性があります。
こうした疲労やコリによって血流が低下すると、頭部の血流悪化により頭痛などの症状が出てくるなどのリスクに繋がる事があります。

7.意図しない箇所の汗が増える

ボトックスは筋肉の働きだけではなく、汗を出す汗腺の働きを抑制する事も可能で、手足やワキなどの「多汗症」を改善する目的でも使用されます。
ボトックス注射で汗腺の働きを抑えると、注射部位の汗はとまるのですが、一方で体から出てくる汗の量が大きく減少するわけではないため、他の部位から汗をかきやすくなってしまう事があります。
汗止め目的でのボトックス注射を受ける場合は、こうした変化によるトラブルの可能性などについてもしっかりと医師に相談するとよいでしょう。

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ボトックス注射によるリスクなどから治療を受けられないケースもある

ボトックス注射は安全性が高い治療ですが、やはり薬剤の注入によるある程度のリスクは存在するため、下記のような体質・状態の方についてはそもそも治療を受ける事ができません。
心配がある場合は、しっかりと医師に相談して治療が可能かどうかを判断しましょう。
・妊娠中の可能性がある方や授乳中の女性 ・血液の抗血小板剤や抗凝固剤などを服用している方 ・神経疾患をお持ちの方 ・前回のボトックス治療から一定期間が経過していない方 また、高齢の方や未成年の方は治療が可能かどうかの判断を医師が適切に行う必要があるため、治療に興味をもっていただいた場合はまず医師とよくご相談ください。

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ボトックス注射の直後に効果が出ないのは「失敗」ではありません

ボトックス注射による変化が治療後すぐに表れず、治療が失敗したのでは? と焦る方がいらっしゃいますが、ボトックス注射は薬剤によって筋肉の働きを抑制し、その状態で一定期間を過ごす事で徐々に美容効果を実感していくというものですので、治療後すぐに「シワが消えた」や「小顔になった」というような実感が得られなくても失敗ではありません。

効果を実感できるのは、多くの場合で注射から1~2週間経過した後となります。
効果が無いと焦って、他のクリニックで注射を追加するなどしてしまうと、治療が過剰となってバランスが崩れてしまったり、ボトックス注射に対する抗体が出来て治療効果が得られにくい体質になってしまったりといった可能性がありますので、それまでは大きな変化を感じなくても焦らず待つようにしましょう。

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ボトックス注射による失敗を回避するためには

ボトックス注射の失敗やリスク・副作用は、しっかりと注射技術のある医師の治療を受ける事と、注射前のカウンセリングで治療後の仕上がりイメージをしっかりと作る事で回避が可能です。
注射を打つだけという、手段だけ見れば簡単な治療のためあまり医師の知識や技術が必要ないと感じてしまいがちですが、筋肉それぞれの働きを適切に理解し、お悩みの解消を行うためにはどの位置にどのくらいの分量の薬剤を注入するべきなのかといった点は、医師の知識や技術によって大きく異なります。
最適な位置に、最適な分量の注入が行われる事で理想的な仕上がりとなりますので、症例件数が豊富であったり、ボトックスの注入に関する資格を保有するなど、適切な技術があると分かる医師を見つけて治療を受けるようにすると良いでしょう。

また、いかに医師が良くても治療前のカウンセリングなど、どのような仕上がりにしたいかといった共有を十分に行えないままに治療が進められてしまうと、思っていた結果と違うという状況になりやすいので、十分な時間をとってしっかりと医師と仕上がりイメージの共有が行えるクリニックを選ぶ事も大切です。
カウンセリングでは遠慮せずに解消したい悩みや仕上がりの希望イメージを伝え、最適な治療方法を医師としっかり共有しましょう。

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失敗したと思った時の回復方法

ボトックス治療で「失敗してしまった」と感じた時、それが治療の直後であれば、少し時間をおいて様子を見るようにしましょう。
治療の効果は2週間程度かけて安定していく形となりますので、まずは直後の不安定な状態が落ち着くまで待ってみる必要があります。

一定期間が経過しても「失敗」と感じる場合は、まずは治療を受けた医師に相談して対処法について確認しましょう。
ボトックス注射の場合は注入した薬剤を除去して治療前の状態に戻すという事は出来ませんが、例えば注射を行った周囲に追加で注射を行い、筋肉の働きのバランスを改善するなどといった方法で「失敗」状態を改善できる可能性もあります。

また、ボトックス注射の効果は長くても半年から1年程度でなくなるものですので、時間経過によって戻っていくのを待つというのもひとつの手です。

失敗と感じる内容によって適切な対応方法も異なりますので、繰り返しになりますがまずは担当の医師と相談し、ケアしていくとよいでしょう。

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豊富な知見から安心のボトックス治療をご提供します

城本クリニックでは、各ドクターが高い技術力を持ち治療を行う事はもちろん、医師同士の情報交換などによって日々治療技術の研鑽を行っております。
カウンセリングについても、医療資格を保有しないカウンセラーなどはおらず、医師が十分な時間をもって診察や最適な治療の案内などを行い、しっかりと理想の仕上がりイメージを共有してから治療を行いますので、安心して治療を受けていただけます。
ボトックス注射は手軽でシンプルな治療だからこそ、医師とクリニックによる差も大きい治療となりますので、興味を持っていただいた方は是非一度城本クリニックまでご相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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