コラム

COLUMNバストクリームに豊胸効果はある? よく配合される成分の特徴や期待できる変化などについて

大きなバストを手に入れたい。ハリのある上向きを手に入れたい。そんなバストアップの理想を叶えようと考えた時、まずはセルフケアで出来る事から始めたいという方も多いのではないでしょうか。
セルフケアでのバストアップとしては大胸筋のトレーニングやマッサージ、サプリメントなどがありますが、直接塗る事で効果が期待できそうに思える点から、バストクリームは特に人気のケア方法といえます。
しかし、実際にバストクリームを使用したケアで効果が期待できるのかについては疑問を感じているという方も多いでしょう。
今回は、そんなバストクリームによるセルフケアについて、実際にどの程度の効果が期待できるかなどを詳しく解説いたします。

バストクリームは期待される効果で4つに分けられる

バストクリームと呼ばれる商品は多々ありますが、流通しているバストクリームの効果は大きくわけて4つにわける事ができます。

1.乳腺の発達を促す目的

バストクリームとして販売されている商品のうち、一番よく見かけるものが「乳腺の発達」を促すような目的で、女性ホルモン様作用が期待される成分を配合しているものです。
女性ホルモン様作用が期待される成分というのは具体的には「イソフラボン」や「プエラリアミリフィカ」などで、乳腺を発達させる働きの女性ホルモンである「エストロゲン」と似たような構造を持っている事から、サプリメントなどで体内に取り込む事でエストロゲンの働きを優位にして乳腺の発達を促すとされているものです。

ただ、実際には乳腺が発達するためにはエストロゲンの働きが促進されるだけではなく、ラクトゲン受容体という、エストロゲンの指令を受け取って乳腺の発達を促進する組織が存在しなければならないため、エストロゲンの働きだけを活発にしても実際のバストアップに繋がる可能性は低いといえます。
また、プエラリアミリフィカはその強い作用からホルモンバランスを崩して体調を悪化させる可能性などが高いとして、アメリカなどでは使用が禁止されているものでもあります。

そもそもエストロゲンを強化すれば乳腺が発達するのであれば、女性ホルモンが配合されていて経皮吸収される事が明確な医薬品のクリームなどを塗布すれば効果が期待できるという事になりますが、こうした医薬品を使用しても乳腺の発達が確実にあるというものでも無いように、女性ホルモン様作用がある成分による効果はかなり限定的であるといえるでしょう。

2.バストの脂肪を増加させる目的

バストの90%は脂肪細胞で構成されており、脂肪細胞は血液から栄養を受け取る事で大きくなる性質を持っています。そのため、摂取カロリーが過多になって余剰の栄養が増えると細胞が大きくなっていき、逆に食事などによる摂取カロリーが少ないと蓄積された脂肪を栄養として消費するため、徐々に細胞が小さくなっていきます。
これを利用して、クリームを塗った箇所の脂肪を増大させる働きを持った成分を配合する事でバストアップ効果が期待できます。
具体的には「ボルフィリン(ハナスゲ根エキス)」や「アディフィリン」といった成分が良く利用されるもので、どちらも国外ではありますが継続使用によるバストサイズの増大や、バストトップの位置を引き上げる効果の検証報告がある成分です。
脂肪細胞の数は成人以降は殆ど増減しないため細胞の数自体を増やす事はできませんが、脂肪細胞の働きを促進する事で細胞が大きく増大するのを補助してサイズアップなどの効果が期待できるものと考えられます。

検証データもあるため一定の効果が期待できる面はある一方で、乳腺の発達度合や脂肪細胞の数を変化させるという可能性はほぼありませんので、仮にサイズアップしたとしても使用を中止すると元の状態に戻っていく事が想定されます。
どちらかというと自分自身のバストのポテンシャルが発揮されやすくするという形で考えて取り入れてみるのは良いのではないでしょうか。

3.バストの肌にハリを持たせる目的

バストは脂肪と乳腺を肌が包んでいる状態ですが、加齢などによって肌にハリが無くなってくると重力によって下垂しやすくなり、ボリュームも減少したように見えてしまいます。
肌のハリをケアする事によってこうした状態を防ぎ、ハリのある上向いた状態かつボリュームを感じられる状態に導いてバストアップ効果を発揮する事ができます。

肌のハリをケアする成分は様々ですが、コラーゲン生成に必要な成分という事でビタミンCが配合されていたり、肌のエイジングケアという事で「ヒト幹細胞培養液エキス」などが配合されているものなどがあります。
前述のイソフラボンなども、女性ホルモン様作用によって肌を女性らしいきめ細かな状態に導いて美しくするという目的と考えれば効果が期待できるかもしれません。

化粧品によって肌のハリを向上するという効果は、FGFなど一部の成分では効果があったという報告もありますが、肌の上から塗っただけの成分がハリを作り出す真皮層にまで到達して効果を発揮するかどうかについては不明な点も多く、基本的にはハリを失わないように保護するという事が主目的になると考えられます。
肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンは紫外線などの影響による肌老化で作られる量が減少していきやすくなりますので、デコルテ部分までしっかりとUV対策を行う事や、保湿能力の高いクリームで保湿ケアをして、肌がダメージを受けにくい健康な状態を保つという事が大切です。

4.色素沈着を改善する目的

特に乳輪や乳頭など、バストにおける色素沈着を改善するというものもバストクリームに期待される効果の一つではないでしょうか。
色素沈着を防ぐため、抗炎症作用のあるトラネキサム酸やビタミンC、メラニン色素を還元して薄くするハイドロキノンなどの配合されたものなどがこの効果を期待できる商品といえます。
直接バストサイズの増大やバストトップの位置をアップさせるといったバストアップ効果はありませんが、色素を薄くして色を明るくする事でバスト全体をふっくらと大きく見せる効果なども期待できます。

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バストクリームは結局効果があるのか?

バストクリームの種類について紹介しましたが、実際にバストアップ効果が期待できるのかといえば、結論としては期待する効果によるといえます。

乳腺の増大や脂肪細胞の増加という形での「永続的なバストサイズの増大」を目的とするならば殆ど効果は得られないと考えられますが、脂肪細胞の拡大によってバストを最大限ふっくらみせるという効果や、肌のケアを行ってハリとボリュームを感じられるバストを保つという効果を目的とするのであれば、一定の効果が期待できるでしょう。

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効果の期待できるバストクリームの選び方

バストクリームによる効果を期待するのであれば、下記のようなポイントに注意して商品を選ぶと良いでしょう。

伸びが良くマッサージしやすい

バストクリームは単純にコスメとして使用するのではなく、マッサージを組み合わせる事でバスト周囲の血流を促し、バストアップ効果が期待しやすくなります。
そのため、マッサージクリームとして使用しやすい程度の伸びの良さがあり、摩擦を軽減してくれるような使用感のものを選ぶようにすると良いでしょう。

成分濃度が一定以上のもの

ボルフィリンやアディフィリンは脂肪増大作用が報告されている成分ですが、こうした効果はある程度濃度依存的な面があるため、ただ配合されているだけではなく一定以上の分量で配合されているものを選ぶ必要があります。
ボルフィリンであれば5%程度、アディフィリンであれば2%程度でサイズアップしたという例があるので、一つの目安としてはこの濃度を超えるものを選ぶと良いのではないでしょうか。

肌への刺激が少ないものを選ぶ

商品や肌質によっては、アレルギー反応などが引き起こされる可能性もあります。
肌への刺激が強くダメージとなってしまうものは肌老化を進めてしまう可能性が高いため、商品を使用する際には一度パッチテストを行ってトラブルが無い事を確認するなど、肌への刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。
また、プエラリアが配合されたものなどは健康被害の可能性も注意喚起されていますので、あまり推奨できません。

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バストの増大なら美容整形がおすすめ

バストクリームやサプリメントなど、セルフケアによる方法では現実的には乳腺の増大や脂肪細胞の増殖といった効果を期待する事が難しく、バストサイズを本当に大きくするのであれば美容整形が唯一とも言える手段です。
費用面や身体的な負担という点も大きいため、なかなか手軽に受けるという事は難しい面はありますが、例えばバストクリームやサプリメントを月に数万円分購入し、毎日しっかりとケアを行うような事を考えれば、長期的にはコスト的にも労力的にも低コストになると考える事もできますので、是非検討してみてください。
現在主に行われている豊胸目的の美容整形は「脂肪注入」「インプラントバッグ」「ヒアルロン酸注入」といった方法がありますが、中でも脂肪注入による豊胸術は自分の脂肪細胞を移植するため安全性が高く、非常に自然なバスト増大ができるとして人気の手法となっています。

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脂肪注入による豊胸術とは

脂肪注入豊胸は、お腹などにある脂肪細胞をバスト内部に移動させる美容整形術です。
お腹など脂肪が多くて気になる箇所は脂肪吸引によって細くなり、バストサイズは最大で2カップ程度増大させる事ができるため、一度の治療で理想のボディラインに大きく近づく事ができます。

脂肪注入による豊胸術のメリット

脂肪注入による豊胸術の最大のメリットは、仕上がりが自然であるという点です。
バストは元々9割が脂肪で構成されていますので、そこに脂肪を追加しても触った感触や横になった時などの形の変化が不自然になる事はありません。

脂肪注入による豊胸術が主流となる前はインプラントバッグ(いわゆるシリコンバッグ)による豊胸術が一般的でしたが、こちらは異物が体内に残り続けるという精神的なストレスに繋がる点なども大きなデメリットとなっていました。
一方で、脂肪注入の場合は異物が残るといった事も無く、自然でストレスの無いバスト増大が可能となるため、最近では以前にインプラントバッグを入れた方が、バッグを抜去して脂肪注入に入れ替えるといったケースも増えています。

脂肪注入のデメリット

脂肪注入のデメリットとしては、定着率が100%で無い事とダウンタイムが長い点が挙げられます。

ダウンタイムについては、脂肪注入を行うための脂肪吸引によるものが特に大きく、術後はしっかりと圧迫をして過ごす必要があるなど日常生活での制限もあります。
術後1ヶ月程度も経過すれば腫れなども殆どおさまって生活上の不自由を感じない状態になりますが、美容整形の中でもダウンタイムが長めであることは間違いないため、これがデメリットの一つです。

もう一つの定着率については、脂肪注入の効果が永続的となるためには注入した脂肪細胞がバスト内で毛細血管と接続し、血液から栄養を受け取れる状態になる必要があるのですが、注入した脂肪細胞は全てが定着するのではなく、50~80%程度が定着できる分量だとされています。
定着しなかった脂肪細胞については体内に再度吸収されて排出されるため、注入から一定期間が経過するとボリュームが少し落ち着いてしまう事になります。
ただ、実際に当院で治療を受けられた方の経過では、注入から一定期間が経過すると脂肪細胞の増大などによって更にボリュームが増えているといったケースも多くなっており、治療技術の向上などによってこの定着率が大きく改善してきているため、殆どデメリットとはいえなくなってきています。

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バストアップをご希望の方は是非一度ご相談ください

豊胸術は美容整形の中では比較的大がかりな治療ですので、興味はあるけれど踏み出しにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。中には、長い間治療に対する興味だけが続いてお悩みとなっている方もいるかもしれません。
もしそういった気持ちの方がいらっしゃいましたら、是非一度当院にご相談ください。
実際にどんな治療法があるのか、どんな方法が自分の目的に合っているのか、そして費用はどの程度かかるのかなどを知っておくだけでも、なんとなく悩んでいる状態から解放されるかもしれません。
もちろん、すぐに治療をするかなどを決める必要はありませんし、城本クリニックでは医療資格の無いカウンセラーが強引に契約を迫るといったような対応も行っておりませんので、まずは一度お気軽にご相談いただければと思います。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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