コラム
COLUMN日本人は太りやすい民族!?
以前、肥満は遺伝子の影響も関係しているという事を取り上げましたが、今回は「日本人は太りやすい遺伝子を持っている」ということについて触れたいと思います。
太る原因といえば、加齢や過食、運動不足などが指摘されていますが、同じ生活習慣でも太りやすい人もいれば、全く太らないタイプの人もいます。
同じ人間なのになぜ個人差がでてしまうのでしょうか?
最近の研究によると、遺伝子にその要因があることが分かってきました。
体内にはβ3アドレナリン受容体(エネルギー倹約遺伝子)というものがあり、これが正常に働くことで熱産生、脂肪分解が機能し、エネルギーがしっかり消費されます。
しかし、β3アドレナリン受容体に問題があるとアドレナリンの刺激を受けることができず、熱産生や脂肪分解の機能が働かず、エネルギーの消費が起こりにくくなります。
その結果が肥満となっていまうのです。
この遺伝子の変異調査を様々な民族を対象に行った結果、何と日本人は2番目に多いことが判明し、実に日本人の約35%が遺伝子に異常がみられたのです。
太っていると思われがちな欧米人でさえ約10%程度であることから、私たち日本人は太りやすい民族だといえます。
元々日本人は農耕民族だったため、欧米人と比べ少ない食事で体系を維持できるようにできています。
今のように欧米化された高カロリーなものを好きなだけ食べれるようになった結果、エネルギーの消費率が追いつかず、脂肪を蓄えやすくなってしまうのです。
さらに、この遺伝子に問題がある方は、ダイエットを行ってもその成果を得ることが難しいとも言われ始めています。
ダイエットを行ってもなかなか効果が見られないと感じている方は、遺伝子の要因も考えられるかもしれません。
そんな方には、脂肪溶解注射や脂肪吸引手術などで脂肪細胞自体を除去する方法が非常にお勧めと言えます。
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
メソセラピー・脂肪溶解注射・BNLS注射等を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。
治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。