コラム
COLUMN肥満の人は、味覚障害!?
肥満は糖分の取りすぎというのは常識ですが、今回、甘いものを食べ過ぎると舌の味覚が麻痺し、その結果肥満が起こることが、ラットを用いた実験で明らかになりました。
これは、ペンシルバニア医科大学のAndras Hajnal助教授らが、神経整理学誌『Journal of Neurophysiology』に報告したものです。
研究ではモデル動物としてラットを用い、痩せ型で健康なラットと肥満ラットとの味覚反応を比較しました。
ラットがどのような味覚を感じているかを調べるために、食塩水、クエン酸、ただの水、および6種類の異なる濃度の砂糖水を与えました。
その結果、肥満ラットは砂糖液を飲んでいる時には約50%神経の活発が低下し、砂糖に対する感受性が低下していることが明らかになりました。
また、肥満ラットでは痩せラットと同様の神経の活性が起こるには、より高濃度の砂糖水が必要だったということで、痩せラットに比べて味覚が麻痺していました。
そして、味覚が鈍感になったラットは、日ごろから甘みの強い食べ物を好み、肥満傾向が高まり、次いで糖尿病が発生したそうです。
通常、糖分を十分に摂ると脳はこれ以上摂取しないよう命令を出します。
しかし、このような調整がうまくいかないと、糖分を摂りすぎ、やがて肥満を生み出すことになります。
実際、肥満の人について調べた研究でも、体重が増えるにつれて、脳に喜びを与える神経伝達物質である脳のホルモン(ドーパミン)の分泌量が低下することが報告されています。
このことから、肥満体系の人は甘さに鈍感で、痩せた人よりも甘みの強い食事をする傾向があることが分かったのです。
肥満防止には味覚を鋭敏にしておくことが重要なのかもしれませんね。
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
メソセラピー・脂肪溶解注射・BNLS注射等を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。
治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。