コラム

COLUMN気になる大根足の原因や治し方、予防法を詳しく解説

大根足をなんとかしたい、大根足はどうすれば治るの?とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
また、どうして大根足になってしまうのかや、大根足にならないようにするにはどうすればいいのかといったことを知りたい方もいることでしょう。

そこでこの記事では、下半身太りのお悩みである「大根足」について、原因や治し方、そして予防に役立つ方法などを、わかりやすく解説します。

大根足とは

大根足の具体的な例としては、足全体が太い、ふくらはぎが太い、そして足首のくびれがないといった様々な状態が含まれますが、一般的には「大根足=足が太い」という広義な解釈で定着しています。

また、太ももが太い、土踏まずにアーチがない、足首が太いといった要素を含むこともあり、大根足と言っても、実はその基準は曖昧で、医学的な定義も存在しません。

一方で、ヒトのふくらはぎが大根のように見えることから、ふくらはぎが太いことを揶揄するように大根足と表現することも多いようです。

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大根足の意味

大根足の意味は2通りあります。ひとつ目は、ふくらはぎや足全体が太い状態のことで、もうひとつは白くて細い足のことです。

もともとは、大根足と言えば、女性の細く白い引き締まった足を指していましたが、近代では対照的な意味で使われるように変化しました。

この背景には、大根の品質が影響していると考えられています。むかしの大根は、痩せた細長い物が多かったのに対し、近年の大根は太くて長い物が主流になったことから、いつの間にか大根足の意味までも変わったという訳です。

その他にも、大根足は「健康的でしっかりした足」という意味の言葉として使われていた事もあり、これも誉め言葉の1つ。
逆に、不健康な足は「ごぼう足」という表現をしていた事もあるようです。

大根足と言っても、必ずしも否定的な意味や悪口とは限らず、どちらかというと本来の意味は褒め言葉であったというのは面白いですね。

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大根足になる原因

大根足という言葉は本来はポジティブな意味であったわけですが、今回は現代のネガティブな印象の言葉として使用される大根足について、その原因等を解説します。

大根足になる原因は、脂肪、筋肉、そして骨格の3つの要素が関係し、さらにむくみなどの体調にも影響されます。
具体的にそれぞれの原因について詳しく解説します。

皮下脂肪の蓄積

大根足になる原因として最も多いのが「皮下脂肪の蓄積」です。
太ももやふくらはぎなどに皮下脂肪が蓄積することによって足が太く見えてしまうもので、わかりやすく「太った」状態といえます。

皮下脂肪は、高い脂質や糖質の多い食事によって溜まりやすくなり、なおかつ腸の働きが不十分で、消化不良や便秘などを併発することで、より悪化しやすくなります。

大根足と言われるような場合は、高い確率で皮下脂肪が蓄積しているはずです。兆候として、体重の増加や、二の腕やお腹にも脂肪が付いた気がするという人は、皮下脂肪の蓄積によって大根足になっていると言えるでしょう。

筋肉量が多い

「筋肉量が多い」ことも大根足の原因です。
足は体の中でも日頃からよく使う部位のため、自然に筋肉が付きやすいとされています。

特に筋肉は横方向に広がるようにして付く性質があるため、筋肉が多く付いていると足が太く見えてしまう可能性が高くなります。

また、筋肉の上に皮下脂肪が付くと、太い土台に脂肪の厚みが加わるため、さらに太く見えやすいといえるでしょう。
アスリートや運動を習慣化している人、もともと筋肉質という人は、筋肉が原因で大根足に見えている可能性があります。

むくみ

大根足の原因としては「むくみ」も考えられます。
むくみは体内の水分が上手に排出されずに蓄積された状態などによって生じますが、水分は重力によって体の下方に集まるため、そもそも足は体の中でむくみやすい代表的な部位とされており、むくみが生じやすい生活習慣の人ほど影響が大きくなるでしょう。

具体的には、長時間のデスクワーク、姿勢が悪い、そして飲酒などが該当します。
むくみは、生活習慣と密接な関係にあり、水分や塩分過多、血行不良、月経前症候群などによって起こります。
むくみは基本的には一時的な変化ですが、むくみの状態が続く事で慢性化してしまう場合もあります。

とくに、運動量が少ない人や、飲酒を習慣化している人、さらに不規則な食生活になりがちな人ほど、むくみが原因で大根足になりやすいでしょう。

冷え性

「冷え性」も大根足になる原因のひとつです。
冷え性は、特に筋肉量が少ない女性に多く見られる症状で、基礎体温が低いことが遠因となり、代謝や血行が悪くなって足が太くなります。
直接的な原因は脂肪の蓄積やむくみによって足が太くなるものですが、そうなる大きな原因の1つが冷え性であるといえるでしょう。

痩せているのに大根足という人や、本来は脂肪や筋肉が付きにくい体質なのに大根足になったという人は、冷え性が原因かもしれません。

O脚やX脚

「O脚やX脚」も大根足の原因です。
O脚やX脚は、普段の姿勢や筋力不足などによってなりやすく、とくに正座や横座り、内股姿勢などを繰り返しているとなりやすいと言われています。

O脚やX脚になると、スタイルが崩れる、変形性膝関節症の発症、そして大根足を含む下半身肥満になる可能性があるといえます。

O脚やX脚の場合、脂肪や筋肉を落としたとしても、いずれリバウンドしてしまう可能性が高いため、骨格矯正などの根本的な治療も視野に入れなければいけません。

骨盤の歪み

大根足になる原因には「骨盤の歪み」も含まれます。
骨盤に歪みが生じる事で血流などが悪化したり、O脚など足の形が横に張り出したような状態になる事で、足全体が太く見えてしまうというものです。
日常的な姿勢の悪さに加え、妊娠や出産、運動による衝撃など、骨盤が歪む要因は様々です。

なかでも、姿勢の悪さは根本的な原因と言えます。猫背や前傾姿勢が癖になっている人をはじめ、足を組む癖がある人も骨盤が歪みやすいとされています。

骨盤の歪みは、大根足だけでなく、ぽっこりお腹やスタイル崩れ、さらには月経不順などにも影響するとされており「女性の不調は骨盤の歪みから」と言われることもあります。

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大根足を治すポイントは根本的な原因の見極め

大根足の治し方でポイントとなる3つについて解説します。
前述したように、大根足になる原因は様々です。
一方で、いずれの原因も、脂肪、筋肉、そして骨格の3つと深い結びつきがあります。

つまり、自身がどうして大根足になってしまうのかを理解するためには、脂肪、筋肉、骨格の3つの要因をそれぞれ整理してみることがポイントと言えます。

例えば、脂肪が原因と思い込んでいても、実際には筋肉の肥大化が根本的な原因であったり、骨盤の歪みによる骨格的なことが根本的な原因であったりする可能性があります。

多くの方は、大根足の原因は脂肪の付き過ぎと判断しがちですが、実は筋肉や骨格が根本的な原因の可能性があることを忘れないようにしましょう。

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大根足を解消するためのおすすめ生活習慣

大根足の治し方は、日々の生活習慣が鍵を握っていると言えます。とくに、以下3つの習慣化を心がけてください。

身体を温める

大根足を解消するためには「身体を温める」、俗に言う「温活」を習慣化しましょう。
大根足は冷え性が原因のひとつで、基礎体温が低い人ほど起こる可能性が高くなります。

そのため、日頃から身体を温める工夫が必要です。
身体を温める方法としては、入浴、就寝前のマッサージ、1日3食、冷たい食べ物などを控える、首や腰などを冷やさないといったことが挙げられます。

とくに、入浴と就寝前のマッサージは、身体を温める効果だけでなく、むくみ解消にも有用ですので、ぜひとも習慣にしたいところです。

足を高くして寝る

大根足を解消するために「足を高くして寝る」ことも習慣化してみましょう。
就寝時に足枕やタオルなどを使って、足の位置をわずかに高くしてみてください。

足は心臓から離れているため、寝ている状態であっても血流が滞りやすい部位です。
しかし、寝ている間に足を高くすることで、血流を促して足のむくみを軽減することが可能になります。

足を高くして寝ることで、むくみが解消されやすくなり、結果として大根足の解消にもつながるでしょう。

適度な運動

大根足を解消するために「適度な運動」も習慣化しましょう。
具体的には、ウォーキングやジョギングなどを最低20分、1時間を目安にしてみてください。

大根足のように皮下脂肪を燃焼させる必要がある場合は、低負荷で長時間続けられる有酸素運動が最も効果的で、脂肪燃焼効果以外にも、むくみや冷え性の改善、さらにはストレス発散にもつながります。

なかなか運動する時間がとれない場合は、通勤時になるべく階段を使う、早歩き、ひと駅分歩くといったような工夫を取り入れてみるとよいでしょう。

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大根足の解消や予防に有効な簡単エクササイズ

大根足を解消または予防するのに役立つ、自宅でできる簡単エクササイズを3つ紹介します。
マッサージ、筋トレ、そしてヨガの要素で最も手軽な方法です。

ふくらはぎリンパマッサージ

「ふくらはぎリンパマッサージ」は、ふくらはぎの足首から膝裏にかけてある膝裏リンパ節をマッサージする方法で、足全体の血液やリンパ液の流れを促進します。
入浴後の身体が温まった状態でやるのがポイントです。

  1. 座った状態で片膝を立てる
  2. 足首から膝裏にかけて指先で揉むようにして上げていく
  3. 膝裏は親指の腹で5秒程度押す
  4. この流れを片足3~5分間繰り返す

下から上(足首から膝裏)に向かってマッサージすること、そして膝裏をゆっくり押すことがポイントです。
むくみを解消して血流を促す事で、脚部の代謝を引き上げて大根足のリスクを軽減します。

カーフレイズトレーニング

「カーフレイズ」は、大根足やふくらはぎ痩せに効果的とされる簡単な筋トレ法です。
日常の様々な場面でできるため、筋トレが苦手な人でも始めやすいでしょう。

  1. 壁に片手を付くようにして直立する
  2. かかとを上げて、ゆっくり下ろす
  3. この動作を10回、3セット繰り返す

慣れてきたら、かかとを上げた状態で数秒間キープしたり、かかとを下す際に時間をかけて下ろしたりすると負荷が上がるため、筋トレ効果も高くなります。
カーフレイズで特にふくらはぎの筋肉を鍛える事で、足全体の血流を促しやすくなります。

ただし、筋肉が多い事で足が太く見えている方は逆効果になる可能性があるので注意しましょう。

ハーフバタフライ

「ハーフバタフライ」は、大根足や足瘦せに効果的なヨガを取り入れたストレッチ法です。
このストレッチでは腎経(じんけい)と呼ばれる経路を整え、冷えやむくみの解消、さらにはストレス軽減の効果が期待できます。

  1. 長座で座り、左足のかかとを太ももの付け根につけるように曲げる
  2. 骨盤を立てるように姿勢を整える
  3. 伸ばした状態の右足に沿うように前屈し、右足の膝裏を伸ばす
  4. この姿勢を3分間維持し、1分の休憩後、反対側でも同じことをする

ハーフバタフライは、終始深い呼吸を意識して行うことがポイントです。
痛い、苦しいと感じる時は過剰ですので、無理のない範囲に留めることも忘れないでください。

ストレッチによって筋肉を緩める事で、筋肉が張る事によって足が太くみえる状態の改善効果や、O脚などの改善効果も期待できます。

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美容医療による大根足の治し方

日常的な習慣やセルフケアでは大根足を解消できそうにないという場合は、美容外科などで受けられる美容医療を活用することもおすすめです。

大根足の治し方としておすすめの美容医療は以下の通りです。

脂肪吸引

大根足の治し方としておすすめなのが「脂肪吸引」です。
脂肪吸引は、極細の医療器具を使って脂肪を吸引するようにして減らす方法で、最も確実かつ即効性が高い特徴があります。

脂肪吸引は、太もものような大きな部位にも対応しており、太ももの脂肪を落としたい人や、足にできたセルライトを解消したいという人にも適しています。
ふくらはぎを細くしたい場合にも、脂肪吸引を行う事でしっかりと足首の細い綺麗なボディラインを作る事ができます。

足瘦せダイエットに限界を感じている人や、セルフケアでは落とせない程に脂肪が付いてしまったという人などにおすすめの方法です。
脂肪細胞を直接減らし、減った分の脂肪細胞は復活しないためリバウンドの心配が殆ど無い点も魅力といえます。

一方、脂肪吸引は1週間程度のダウンタイムが必要になることや、一時的な腫れや内出血が生じるデメリットもあるため、手軽さの点では他の治療に劣るかもしれません。

メソセラピー(脂肪溶解注射)

「メソセラピー(脂肪溶解注射)」も大根足の治し方としておすすめの方法です。
この方法は、瘦身用メソセラピー薬剤を注射することで、脂肪を分解し溶解します。
こちらも脂肪細胞を直接減らすため、リバウンドの心配が無い点が大きな利点です。

外科的手術を必要とせず、副作用の心配もないため、瘦身効果と手軽さに長けています。とりわけ、ふくらはぎ痩せを目指す人には最適な方法と言えるでしょう。

デメリットは、太もものような広範囲では複数回の注射が必要になるケースも多く、コスト高になりやすいことなどが挙げられます。

ボトックス注入

「ボトックス注入」は、筋肉が付いていることで大根足になっている人におすすめの治し方です。

筋力を弱める効果があるボツリヌストキシンを注射することで、一時的に筋肉の働きを弱め、足を細くします。

ふくらはぎの筋肉が盛り上がっているような人や、硬い筋肉がどうしても落ちないという人に適していて、筋肉の張りを軽減したり、多すぎる筋肉量を減らす事で細い脚をめざします。
ボトックス一回の効果は半年から1年程度で効果がなくなるため、必要に応じて定期的な注入が必要になりますが、複数回繰り返す事で足の筋力そのものが減少するため、徐々に治療間隔が長くなる又は治療が不要な状態になっていきます。
筋肉量が多すぎる事が原因の方が適応となるため、症例経験の豊富な医師の診察でしっかりと適応を見定め、適切な治療を行う事が大切です。

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まとめ

大根足は、脂肪、筋肉、そして骨格というそれぞれの要因から生じるものです。
大根足は太っているせいと思い込まず、筋肉や骨格が根本的な原因かもしれないと考え、適切なケア方法を取り入れる事が解決のための近道です。

セルフケアとしては、身体を温めることやエクササイズを習慣化し、むくみや冷え性になりにくい食生活を心がけてください。

なかなかセルフケアでの改善が難しいと感じる人は、専門医に相談する事で正確に原因を把握し、適切なケア方法を知る事もできますので、まずは一度お気軽にご相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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