コラム

COLUMN背中の肉を落とす方法や原因について詳しく解説

「背中の肉がつまめるほど増えてしまったので落としたい」や「背中の肉が原因で後ろ姿がおばさんっぽく見えるのをどうにかしたい」といった悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。
なかには、背中の肉を胸に持ってきたいなどと考えたことがある人もいるでしょう。
背中の肉は、日常的に確認しにくく、いつの間にかつまめるほどに増えてしまうこともあるため、多くの女性にとって厄介な存在と言えます。

そこでこの記事では「背中の肉」に関して、なぜ背中の肉がついてしまうのかや、どうすれば背中の肉を落とせるのかといったことを、分かりやすく解説します。

背中の肉がついてしまう原因

背中の肉がついてしまう=背中が太る主な原因は、食べ過ぎなどによる「脂肪の蓄積」の他に、「骨格の歪み」や「筋肉量の問題」、そして「ブラのサイズ間違いによる影響」等が挙げられます。
それぞれ詳しく解説します。

脂肪の蓄積

背中の肉がついてしまう最大の原因と言えるものが「脂肪の蓄積」です。
背中の肉は皮下脂肪が蓄積することが主な要因ですが、他にも場合によっては内臓脂肪が蓄積した結果、お腹から腰にかけて脂肪がついて、背中までもが大きく見えてしまうケースも考えられます。

皮下脂肪が蓄積する原因は、摂取エネルギーが過剰であること、そしてエネルギーを消費しないという2つで、これをシンプルに言い換えるならば「食べすぎ」と「運動不足」となります。

摂取エネルギー量は少ないにもかかわらず皮下脂肪がついてしまう(太ってしまう)場合は、運動不足が考えられ、対照的に運動しているにもかかわらず脂肪が落ちない人は、摂取エネルギー量が多すぎる可能性が高いでしょう。

一方、脂肪が蓄積する原因は、食べすぎと運動不足といった単純な仕組みでないことも事実で、性ホルモン、年齢、食生活、そして生活習慣などが複雑に混ざり合っているため、単純に「食べ過ぎだから太っている」とは言えない場合もあります。
脂肪の蓄積によって太っている場合、なぜ脂肪が増えてしまうのかという根本的な原因を考えて対策する事も必要です。

骨格の歪み

「骨格の歪み」も背中の肉が多くなってしまう原因です。
とくに多くの方に影響を与えていると言えるのが「猫背」で、長時間のデスクワークやスマートフォンの使い過ぎ、さらには食器洗いなどの日常生活における何気ない動作が関係しています。

猫背になると、頭を支えるために体のバランスが変化します。
具体的には頭が前方に下がり、両肩が内側に歪むいわゆる「巻き肩」になります。
そして、この姿勢が続くと、肩甲骨、頸椎、背骨などの位置が歪み、同時にこれら周辺の筋肉が縮んで、凝り固まった状態になりやすくなります。

筋肉が縮んで固まってしまうと血流が悪くなり、血流が悪くなるとその部分の代謝が低下する事から皮下脂肪が蓄積しやすくなって、結果的に背中の肉がついてしまいます。
また、猫背そのものが背中に肉がついているような見え方になりやすいともいえます。

食べすぎや運動不足で脂肪がついてしまったと思い込んでいる人のなかには、実は骨格が歪んでいることが大きく影響しているというケースも十分に考えられます。

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筋肉量の問題

背中の肉がついてしまう原因として「筋肉量」もあります。
背中に筋肉が多くついている場合、筋肉の上に脂肪がつくような形となるため、背中が大きくなってしまいます。

筋肉は横方向に広がる特性があり、横に広がった筋肉の上に皮下脂肪が蓄積すると余計に大きく見えてしまうといえるでしょう。

具体的には、背中の首下あたりの菱形筋(りょうけいきん)や、背中全体の広背筋(こうはいきん)などの筋肉がついている人は、発達した筋肉の上に脂肪がつくと通常より背中が大きく見えるかもしれません。

一方、対照的に筋肉量が少ないと消費されるエネルギーが減少しますので、皮下脂肪が蓄積しやすくなります。
筋肉が少なすぎると基礎代謝が下がるため、脂肪が溜まりやすい体になってしまいます。

そもそもの食事量が少ない、つまり摂取エネルギーが少ないのにもかかわらず、背中に肉が付いている女性は、筋肉量が少なく、基礎代謝が低いことが影響しているかもしれません。

このように、筋肉量が多いと背中が大きく見えやすく、反対に筋肉量が少ないと基礎代謝が下がって脂肪が蓄積しやすくなるため、背中を大きく見せたくない場合は適度なバランスを保つ必要があります。
ただし、筋肉の発達によって大きく見えるというのは、特に女性の場合は激しいトレーニングを行わない限りはほとんど該当しませんので、背中が筋肉によって太くなるという事を意識する必要はあまりないでしょう。
殆どは筋肉量の不足によるものですので、筋力トレーニングを取り入れることはプラスになるといえます。

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ブラジャーのサイズ間違い

ブラジャーのサイズを適切に選択できていない事も背中の肉がつく原因といえます。
特に、ブラジャーのサイズが小さすぎるような場合だと、周囲の血流が悪化して代謝が低下するため、背中などに脂肪がつきやすくなる可能性が考えられます。
また、小さいブラジャーを着用すると、ブラジャーの上にお肉がはみ出しやすくなるため、これによってよけいに太って見えるという事もあるでしょう。

逆に、ブラジャーが大きすぎてしっかりとバストを支えられないでいると、バストの形を支えるクーパー靱帯に負担がかかり、バストの形が崩れやすくなります。
バストの形が崩れること自体は背中の肉に影響するものではありませんが、体型を美しく見せるためには、適切なサイズのブラジャーを着用する事が大切です。

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背中の肉をチェックする方法

背中の肉がついているかどうかをチェックするには、以下の方法を参考にしてください。

ブラから肉がはみ出ているかどうか

「ブラから肉がはみ出ている」状態は背中の肉がつき過ぎている現れと言えるでしょう。
いわゆる「ハミ肉」の状態であり、とくにバックストラップに肉が乗るようなときは皮下脂肪が付き過ぎているサインと考えてください。
ブラジャーサイズが小さすぎてこうなっている場合もありますので、ハミ肉が気になる場合はまず適切なサイズのブラジャーを着用する事も大切です。

背骨と肩甲骨が見えない

背骨と肩甲骨が見えないことは背中の肉がつき過ぎているかどうかを分かりやすく判断できるポイントといえます。
背骨と肩甲骨は、皮下脂肪が少なければ、背中から骨の位置を確認できます。
しかし、皮下脂肪が多いと、骨の出っ張り部分さえも覆われて見えなくなるため、これらの骨の位置が確認できるかどうかで脂肪の多さを判断可能です。

ただし、骨格は人それぞれ異なるもので、肩甲骨がそもそも見えにくい人がいる事も確かです。
分かりやすい判断ポイントではありますが、そもそも体全体的に脂肪が少ないような方であれば、肩甲骨が見えないからといって背中に肉がつきすぎていると考える必要はないといえます。

猫背やストレートネック

猫背やストレートネックであるかどうかも、背中の肉を確認する方法として使えます。
前述したように、背中に肉がつく原因には「骨格の歪み」があり、猫背やストレートネックはその代表例です。

長時間のデスクワークやスマートフォン等の使い過ぎに心当たりがある人は、猫背やストレートネックの可能性が高く、背中の肉がついているかもしれません。

猫背やストレートネックは、壁にかかとをつけて真っすぐ立った時、腰、肩、頭が壁にくっつくかどうかなどで判断ができます。
現代人は多少なり猫背などになっている場合が殆どですので、まずは一度自身の状態をチェックしてみると良いでしょう。

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背中の肉を落とすために知っておきたいポイント

背中の肉を落としたい時、あらかじめ知っておきたいポイントとして以下3つがあります。
これらは、背中の肉がついてしまう原因に対処するうえで不可欠な要素ですので、よく覚えておきましょう。

正しい姿勢を意識する

背中の肉を落としたい場合はまず「正しい姿勢を意識する」ことがポイントです。
具体的には、猫背にならない、ストレートネックになりやすい姿勢を避ける、そして骨盤が歪まないようにするといったことが該当します。

これを実現するためには「悪習慣を止める」ことが大切です。
例えば、前傾姿勢になりやすいパソコンやスマホの長時間利用、椅子やソファに深く座ること、そして足を組むといったことを控え、常に背骨を真っ直ぐ伸ばすようなイメージを心がけましょう。

脂肪を燃焼させる

脂肪を燃焼させることも背中の肉を落とすために重要なポイントです。
背中に肉がつく原因のほとんどは、皮下脂肪が蓄積することであるため、積極的に脂肪を燃焼させる必要があります。

脂肪を減らすために最も効果的な方法は食事量のコントロールです。
必要な栄養をとりつつ、糖質や脂質といったエネルギーの過剰摂取になりやすいものは量を減らして、脂肪が燃焼される状態を作っていくようにしましょう。

適度な運動を心がける

背中の肉を落とすためには「適度な運動を心がける」ことがポイントです。
適度な運動によって、脂肪の燃焼だけでなく、血行不良も改善されるため、太りにくい体に近づきます。
適度な運動は脂肪がついてしまうのを予防するために有効と言えます。脂肪を燃焼させる「解消」と同時に「予防」にも努めることがポイントです。

注意点として運動では「背中の筋肉を中心に使う」という事が、背中痩せに直接つながる事はありません。
脂肪が減少する場合は全身から少しずつ減っていくため、特定の部位を動かしたからといってその部位だけが痩せる「部分痩せ」に繋がる事はないのです。

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背中の肉を落とすための方法

背中の肉を落とすための方法には、以下のようなものがあります。

エクササイズ

背中の肉を落とすための方法として、適度なエクササイズがおすすめです。
最も簡単でなおかつ始めやすいエクササイズとしてはウォーキングやジョギング、水泳といった有酸素運動があります。

これらの有酸素運動は背中痩せだけに集中するものではありませんが、全身の脂肪燃焼や血行不良の改善に効果的ですので、無理のない範囲で日常に取り入れて、習慣化したいエクササイズと言えます。

他にも、背中の肉を落とすのに有効なエクササイズが「バックエクステンション」です。
このエクササイズは脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)と呼ばれる筋肉を刺激し、背中のラインをスッキリさせる効果、そして背筋が伸びた姿勢を維持するのに役立ちます。
前述のように、背中を鍛えてもその部分の脂肪だけが減るという事はありませんが、適度に筋肉をつけることでその部分が引き締まりやすくなるため、背中の筋肉をつけること自体は背中を細く引き締まったように見せるために効果的です。

バックエクステンションのやり方は、うつぶせ寝状態で両手を頭の後ろで組み、腰を反らない程度にできるだけしっかり上体を上げ、ゆっくり下ろす動作を繰り返すだけです。(10回3セットが目安)
また、バックエクステンションの派生として肩甲骨を刺激するやり方もあります。
バックエクステンションは上体を引き起こすだけですが、上体を起こす際に肘を90度に曲げて、肘同士を背中に寄せながら起き上がると肩甲骨一帯の筋肉が刺激されます。

最後に、直立または座位の状態で両手を左右に開いて、外内両方向に手をぐるぐる回すエクササイズもおすすめします。(外内各10回を3セット)
肩の三角筋や首から肩にかけて広がる僧帽筋を刺激し、猫背や前傾姿勢によって凝り固まった筋肉を動かすことが可能です。

いずれも体ひとつでできるエクササイズですので、少ない回数から始めてみましょう。

ストレッチ

ストレッチも背中をスッキリさせるのにおすすめの方法です。
背中の筋肉を柔らかくする事でコリによって張った状態を改善してボリュームダウンを促し、また代謝を正常に促す事で脂肪の燃焼を促進します。

最も手軽にできる背中のストレッチとしては肩甲骨と菱形筋を伸ばす「肩甲骨寄せストレッチ」があります。
やり方は、足を肩幅に開いて立ち、両手を体の後ろで組みます。そして、左右の肩甲骨を寄せるようにして組んで手を引き上げ、元に戻すことを繰り返すだけです。

この他にも、肩甲骨と背中を伸ばす方法として、直立した上体で手をまっすぐ伸ばし、手の甲同士を合わせた後、手のひらを反すようにして肩甲骨を寄せながら両肘を後ろに引くストレッチもあります。(よくある押忍のポーズを想像するとよい)
いずれもちょっとした時間があればできる方法で場所も問いません。
これらのストレッチによって血行不良を防ぎ、正しい姿勢を意識することにもつながりますので、日頃のストレッチ習慣として取り入れてみましょう。

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背中の肉を美容医療で落とす方法

背中の肉を落としたいけれどどうしても落とせないという人や、原因がわからないため効率的なアプローチができないという人は、美容医療による方法を検討してもよいでしょう。

美容医療による背中痩せとしては具体的に以下の方法があります。

背中の脂肪吸引

脂肪吸引は、背中についた脂肪細胞を直接吸引するようにして除去する方法で、即効性や確実性に優れています。

どうやっても落ちない脂肪も物理的に除去できるため、ダイエットに苦労している女性でも十分な効果を実感できるでしょう。
脂肪細胞は成人以降は増加せず、脂肪吸引では通常のダイエットのように脂肪細胞のサイズダウンをするのではなく、脂肪細胞そのものを減少させるため、リバウンドの可能性がとても低い点もメリットです。

ただし、脂肪吸引は医師の技術力などによっては皮膚表面が凸凹になってしまうなどのトラブルが生じる可能性があったり、術後のダウンタイムが他の治療と比べても長くなりやすいという特徴があります。
施術を受ける際は、症例経験の豊富な信頼できる医師の基で、念入りに治療内容をシミュレーションし、術後に皮膚が弛んでしまうことや、吸引した部分に凹凸が生じないように配慮した手術をうけるようにしましょう。

治療を受ける場合、出来れば複数の医師によるカウンセリングを受けてみて、医師による違いなどを聞いてから最も信頼できる場所を選ぶというような形もおすすめです。

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メソセラピー(脂肪溶解注射)

メソセラピー(脂肪溶解注射)も美容医療による背中痩せにおすすめの方法です。
この方法は、薬剤を注射することで脂肪を溶かすようにして減らすもので、1回の注射では大幅に脂肪を減らす事は難しい一方で、細かく脂肪を減らす部位を調整しやすいというメリットがありますので、背中の気になる一部分だけを重点的に減らす場合に適していると言えます。

例えば、おばさん背中の典型とも言えるブラに乗る脂肪や、スボンに乗る脂肪などの解消にも役立つでしょう。
この方法は、脂肪吸引よりも手軽である一方、大幅な脂肪除去効果は期待できないため、プチ部分痩せの感覚でとりいれてみると良いでしょう。

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内服薬などによる痩身治療

美容医療による背中瘦せには「内服薬」という選択肢もあります。主 に食欲を抑えることを目的にした「食欲抑制剤」や、油分の吸収を抑えるもの、そして脂肪の蓄積に影響を及ぼすホルモンなどの状態を整えるものなどがあります。

これらは医師による問診の結果を受けて処方されるため、問診の際に生活習慣や食生活、さらには日常的なストレスなどを医師に伝え、最適な内服薬を処方してもらうことが大切です。

なお、インターネット上には痩身効果があることをうたうサプリメントや、個人輸入の医薬品などが多く流通していますが、これらは医師による処方ではないため危険を伴います。

厚生労働省より、粗悪品や偽造品も混ざっていることが指摘されていますので、必ず医療機関で処方してもらうようにしてください。

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まとめ

背中の肉を落としたいという方は、まずはどうして背中に肉が付いているのか原因を理解し、適切なケアをすることが大切です。

セルフケアではエクササイズやストレッチなどを取り入れ、また生活習慣を改善することに取り組みましょう。

どうしても背中の肉が落ちないという場合は、美容整形クリニックで脂肪吸引やメソセラピー(脂肪溶解注射)などを受けることで素早くお悩みの解消が可能となりますので、「早く痩せたい」「理想の体型を手に入れたい」という方は、是非一度お気軽にご相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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