コラム

COLUMNダイエットすると胸は小さくなる? バストを維持したまま痩せる事は可能?

理想的なボディラインを手に入れるため、ダイエットして体の脂肪は減らしたいけれど、なるべくなら胸が小さくなる事は防ぎたいですよね。
実際、大きなバストのモデルやタレントの中には、一度太ってから痩せたら「バストが残って」ボリュームを手に入れる事が出来たという方もいて、同じような方法で大きなバストを手に入れられないかと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、胸が小さくなる事を防ぎながらダイエットは可能なのかなどについて詳しく解説いたします。

セルフケアによるダイエットで部分痩せは難しい

まず結論から言えば、食事制限や運動などによるセルフケアでのダイエットでは、基本的に「部分痩せ」する事は出来ません。
そのため、胸だけを残して他の部位は痩せるという事は出来ませんし、逆に胸だけを小さくするという事もできません。
これは食事制限や運動で脂肪を燃焼させる場合に、脂肪の分解とエネルギー消費が全身で行われるためで、例えば腹筋運動をしたからといってお腹の脂肪ばかりが燃焼される事はありませんし、ジョギングなどの運動で足の脂肪だけが無くなるという事もありません。

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バストは9割が脂肪細胞のため、痩せるとサイズが小さくなる

バストは1割程度が乳腺組織で、乳腺を保護するため、周囲に脂肪細胞が集まってできています。

脂肪細胞は内部にエネルギーとしての脂肪をため込む事で大きくなったり小さくなったりする性質があり、簡単にいえば普段食事によって摂取するエネルギー(摂取カロリー)が活動によって消費されるエネルギー(消費カロリー)を上回っていると、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられて大きくなります。

ポイントとなるのは脂肪細胞の数は成人以降殆ど変化が無いという点で、食べ過ぎなどによって太っていっても、脂肪細胞の数は変わりません。
そのため、体型が太るのと合せてバストサイズが大きくなっていったとしても、それは基本的には脂肪細胞の数が大きくなっているだけであり、この変化は体の他の部位にある脂肪細胞とほぼ同じような形で発生します。

つまり、食べ過ぎによって体中の脂肪細胞が大きくなればバストのサイズもそれに合せて大きくなりますが、同時にお腹なども大きくなり、ダイエットによって体中の脂肪細胞が小さくなれば、お腹などが痩せるのと同時にバストのサイズも小さくなるというように、連動して大きさが変わる状態になっているのです。

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脂肪の減らしやすさは部位によってもやや異なる

前述の通り、体の脂肪は全身で連動して大きくなったり小さくなったりするため、基本的には部分痩せする事はありません。

しかし、実際には脂肪の減らしやすさは部位によってやや異なっており、一般的に「肝臓から遠い位置が痩せやすい」とされています。
これは、そもそも脂肪は寒さや衝撃などから体を守るための役割を持った組織であるため、体にとって重要な部位ほど脂肪がつきやすく、痩せにくいという性質があるためです。
そのため、お腹やお尻、太もも周りなどは特に痩せにくく、逆に指先など体の末端は痩せやすいという事になります。
この点でいえば、バストはそこまで痩せやすい部位ではありませんが、お腹や腰回りなどと比べると脂肪が落ちやすい部位になりますので、ダイエットすると「お腹が減らずに胸だけが小さくなった」という変化がおこりやすいといえます。

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内臓脂肪の量などによってはお腹が先に減る場合も

肝臓から遠い部分が痩せやすく、お腹は痩せにくいと書きましたが、一方でダイエットを始めたらすぐにお腹の厚みが減ったという経験を持つ方もいると思います。
これはお腹の皮下脂肪が減ったのではなく、内臓脂肪や肝臓の脂肪が減少する事で生じる変化です。

脂肪は皮下組織に蓄えられる皮下脂肪の他に、肝臓内に蓄えられるものや腸の周囲に付着するものがあります。
肝臓や腸に脂肪細胞が増えると動脈硬化や高血圧などの生活習慣病が発生しやすくなりますが、総じて体へ悪影響となりやすい脂肪です。
そのため、体は健康状態を維持させるためにまず肝臓内の脂肪や内臓脂肪を減らしていく性質をもっていて、こういった脂肪によりお腹が出ていた場合は、ダイエットの際にまずお腹のボリュームが減るという変化が生じる事となります。

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太ってから痩せたら「バストが残った」というのは乳房の成長期だった可能性が大きい

元々胸が小さかったけれど、一度太ってから痩せたらバストだけが残ったというような話を聞く事がありますが、これは部分痩せが出来ているわけではなく、単純に太ったタイミングがバストの成長するタイミングと重なっていたため、バストサイズが大きくなったという可能性が高いと考えられます。

一般的にバストサイズの増大は10代から20代中盤程度までとされていますが、遺伝的要因などによってバストが大きくなる時期は人それぞれ異なっており、成長が遅い方は20代後半になってから大きくなるというケースもあり、成長していくタイミングでしっかりとバストの成長に必要な栄養を摂取する事が、バストアップのカギとなります。

乳腺の増大などバストサイズの増大するタイミング以外で沢山栄養を摂取して太ったとしても、それは脂肪細胞の大きさが変化するだけですので、痩せればまた元の状態に戻るでしょう。

脂肪の減少以外にも「胸が小さくなる」原因がある

以上のように、ダイエットをすると体全体の脂肪が小さくなっていく事で胸のサイズも必然的に小さくなり、バストサイズが減少してしまうのですが、ダイエットの方法によってはそれ以外にも胸が小さくなる原因を抱えています。

運動によって「クーパー靱帯」が切れてしまう

バストは肋骨と大胸筋を土台として、その上に乳腺と脂肪細胞で構築された乳房が乗っている形となっていますが、この土台部分と乳腺、そして乳房を覆う皮膚を繋ぎ合わせて、形を整えている存在がクーパー靱帯です。

クーパー靱帯はバストの内部に無数に存在していますが、バストの膨らみが作られるのに合わせて形成されていき、一定のサイズとなった後は新しく作られなくなり、切れたりした場合に修復もされなくなります。

クーパー靱帯は強く引っ張られたりすると伸びたり切れたりしてしまうため、乳房を強く揉んだり、運動などによって激しくバストが揺らされたりするとクーパー靱帯が切れてしまう可能性があります。
クーパー靱帯が切れるとバストの形が維持されなくなって下垂しやすくなるため、バスト全体のボリュームが少なく見えるようになります。

前述の通りクーパー靱帯は修復がされないため、ダイエットをする際はしっかりとバストを保護して大きな揺れ動きを防ぎ、クーパー靱帯が損傷しないように気を付ける事が大切です。

筋肉が弱体化する

バストは大胸筋の土台に支えられており、大胸筋が弱くなるとボリュームの減少や形にハリがなくなるといった変化がおこります。
ダイエットの際に極端な食事制限などを行うと、食事によって得られる栄養のバランスが悪くなるため筋肉の代謝も悪化し、最終的には筋肉も分解されてやせ細っていく事から、バストを支える大胸筋も弱体化してバストサイズが小さくなります。

皮膚にハリがなくなって垂れる

食事制限による栄養不足は、筋肉だけではなく肌の細胞にも影響します。
肌は健康的であればしっかりとハリや弾力のある状態ですが、代謝が低下するとハリや弾力がなくなります。
バストは肌のハリによっても綺麗な形が保たれていますので、皮膚が弛みやすくなればやはりバスト全体の形も維持されにくくなり、小さくみえやすい状態となります。

成長に必要な栄養が不足して胸が小さくなる

成長期の過度なダイエットはバストの健康的な育成を阻害してしまうため、バストサイズそのものを小さくとどめてしまう可能性があります。
成長期は体の変化に合わせて大量の栄養素が必要となる時期ですが、この時期に十分な食事を取らず、食事を減らしてダイエットをしてしまうと、体作りをしっかりと行う事ができません。
その結果、バストサイズの増大のカギとなる乳腺の成長なども不十分となり、バストサイズが小さいままとなってしまう可能性が高くなります。

また栄養の不足は単に体を作る材料を不足させるだけではなく、分泌されるホルモンのバランスも崩してしまいます。
バストの成長には女性ホルモンであるエストロゲンや成長ホルモンが大きく影響していますが、極端なダイエットはこうしたホルモンの分泌を妨げてホルモンバランスを悪化させるため、これも胸を小さくしてしまう大きな原因となります。

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バストを維持したまま痩せるためのポイント

以上のように、ダイエットをすると胸が小さくなる事はある程度は避けられない事となりますが、なるべくバストサイズを維持して「胸痩せ」しないようにやせるためには、下記の点に注意してみましょう。

1.運動の際はバストをしっかり保護する

運動の際、バストが上下に大きく動くような状態ですとクーパー靱帯がダメージを受けてしまいます。
運動用のスポーツブラなどを適切に使用して、なるべくバストが揺れ動かないように保護しながら行うようにしましょう。

また、運動の時だけではなく常に適切なサイズのブラジャーを着用するようにする事や、寝るときに専用のナイトブラを着用するなど、日常からしっかりバストを保護し続ける事が大切です。

2.食事はタンパク質を中心にバランスよく

極端な食事制限は代謝を低下させて、ボディラインを美しく見せるために必要な筋肉まで減少させる要因となります。
特に、タンパク質は体の細胞を作るために重要な栄養素でありながら体内に蓄積しておく事ができず、一度の食事で吸収できる分量にも限りがあるため、毎回の食事でしっかりと補給する必要があります。

タンパク質の他にも各種ミネラル分やビタミンなど細胞の代謝に必要な栄養素は多岐に渡りますので、食事はバランス良くとる事が大切です。

3.有酸素運動よりも筋力トレーニングを取り入れる

有酸素運動は運動によって体内の脂肪を燃焼させる事を目的としたダイエットには適していますが、脂肪の燃焼を促進するという事は胸痩せしやすくなる原因ともいえます。
なるべく胸を小さくしないように痩せたいという場合は、単純に脂肪を減らすのではなく筋力トレーニングで筋肉を増大させて体型をコントロールするようにした方が良いでしょう。

特定の部位の脂肪を減らす事はできませんが、筋肉を増やす事でメリハリのあるボディラインを実現する事は可能です。

胸のサイズを大きく維持したい場合は特に大胸筋のトレーニングがおすすめで、大胸筋をしっかり鍛える事で、バストの土台が大きくなるためバストアップ効果が期待できます。
また、腹筋などによって腹直筋を鍛えると内臓もしっかりと支えられるようになる事からお腹周りが引き締まって見えやすくなるため、バストがより大きく見えやすくなるといえます。

大胸筋のトレーニングは、自重で行うプッシュアップ(腕立て伏せ)やダンベルプレスなど様々な方法がありますので、出来る内容から取り入れていきましょう。

胸を小さくしないで痩せるなら美容治療を

食事制限や運動によるダイエットでは胸のサイズを完全に維持しながら痩せるという事はできませんが、美容治療であれば実現が可能です。
部分痩せやバストのサイズアップとして人気の治療法をご紹介します。

脂肪注入による豊胸術

胸のサイズを大きくして、気になる部分のボリュームは減らしたい。そんな要望を叶える方法として最も適しているものが脂肪注入による豊胸術です。

方法としては、お腹や太ももなどの「痩せたい箇所」から脂肪吸引を行って脂肪細胞を採取し、それを注射によってバストの内部に移植させる事で、部分痩せとバストアップを同時に叶えるというものです。
注入された脂肪細胞の一部は免疫細胞などによって分解されて無くなりますが、50~80%程度はバスト内部に定着して永続的なバストサイズの増大となります。

注入されるのは自分自身の脂肪細胞ですので拒否反応などもなく非常に安全であり、脂肪細胞が追加されるという内容のため柔らかさや形がとても自然な仕上がりとなる点から、特に人気の豊胸術となっています。

注入された脂肪細胞の定着率を高めるためにクリニックによって様々な工夫がされていますが、城本クリニックでは採取した脂肪を特殊なフィルターにかけて不純物などを取り除く「ピュアグラフト豊胸」などを行い、高い定着率を実現しています。

脂肪溶解注射

手軽に部分痩せを目指す方法として、脂肪細胞を溶かす性質の薬剤を注入する「脂肪溶解注射」があります。
注射された薬剤が脂肪細胞を破壊し、破壊された脂肪細胞が体内の貪食細胞(マクロファージ)などによって取り込まれて最終的に体外へと排出されていく事で部分痩せを実現します。
脂肪細胞の数は成人以降は殆ど増減しませんので、脂肪溶解注射によって痩せた箇所は他の部位と比べて脂肪細胞が少なく、太りにくい状態となります。
一度にケアできる範囲が狭いため広範囲の部分痩せには向いていませんが、アンダーバストなどを細くする事でバストサイズが強調されやすい状態にするなどの治療が可能です。

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胸を小さくしないように細くなりたい方は、ぜひ城本クリニックまでご相談ください

自力では難しい部分痩せも、美容治療であれば実現が可能です。
城本クリニックでは、豊胸術や医療痩身など体型のお悩みを解決する症例経験の豊富な医師が揃っておりますので、胸を小さくせずに痩せたいという方は是非一度ご相談ください。
すぐに治療を行うのではなくても、どのような方法があるかを知っておく事で「何をするべきか」がより鮮明になるはずです。
もちろんカウンセリングは無料ですので、お気軽にご利用いただければ幸いです。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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