脂肪+脂肪幹細胞注入の豊胸
CONSULTATION 脂肪幹細胞注入法とは
お腹や太ももなどご自身の気になる部分から脂肪を吸引し、その吸引した脂肪の中から、幹細胞を含む幹脂肪を抽出し、これを注入する脂肪と混ぜ、バストに注入することで、バストアップを図る方法です。
従来の脂肪注入法との大きな違いは、幹細胞を同時に注入することによって、幹細胞が分化し、脂肪細胞の一部を構成するようになる為、 通常の脂肪注入法と比べて、脂肪の生着率(定着する割合)が極めて高く、持続期間が長いと言われています。
また、自分の脂肪組織を使用するため、異物反応などの心配がない安全な施術といえます。
ご自身の脂肪細胞を使用するため感触も柔らかく、自然な仕上がりです。
脂肪吸引の治療を同時に行うため、気になる部分が痩せられて、さらにバストアップもできるので、バランスのよい美しいボディラインになれます。
CONSULTATION 脂肪幹細胞注入法の特徴
一般的に脂肪幹細胞は以下の特徴があると言われております。
- 自分の脂肪組織を使用するため、異物反応などの心配がない、より安全な施術といえます。
- 脂肪由来幹細胞移植により注入した脂肪はその生着率(定着する割合)が、高まります。
- シコリは「生着しなかった脂肪」が変化したものです。脂肪の生着率が上がる事でシコリができる確率下がります。
- 通常の脂肪注入法と比べて脂肪の生着が高く、生着した脂肪は半永久的に残るため再注入を行う必要もないと言われております。
CONSULTATION 幹細胞注入がお勧めな方
- 自分の体に異物を入れたくない方
- 一度脂肪注入を行ったが元に戻ってしまった方
- ヒアルロン酸注入を行ったが、吸収されたので半永久的な方法で希望される方
(注入したヒアルロン酸は時間とともに自然と吸収されてしまいますので、定期的な注入が必要)
CONSULTATION 幹細胞注入を行うメリット
- 自分の脂肪組織を使用するため、異物反応の心配がありません。
- シコリは「生着しなかった脂肪」が変化したものです。脂肪の生着率が上がる事でシコリができる確率も格段に下がります。
- 通常の脂肪注入法と比べて脂肪の生着が極めて高く、生着した脂肪は、半永久的に残るため再注入の心配もないと言われています。
CONSULTATION 同時にPRPを注入することのメリット
PRPとは「Platelet Rich Plasma」(多血小板血漿)の略で、詳しくは「自己多血小板血漿注入療法」といいます。 自分の血液中の血小板を使って、皮膚などの若見えをはかる新しい治療法です。もともとは、歯科用インプラントや骨の再生、熱傷治療、創傷治療に用いられてきました。
血小板には、成長因子という“体の成分に刺激を与え、元気にして若返らせる”成分が含まれています。PRPは、この作用を直接利用する治療法です。ヨーロッパでのCEマーク(日本の厚生省にあたる)を取得していますので、安全性についても問題はありません。
「PRP自己血小板注入法」をプラスすることによって、バストに注入した脂肪細胞を活性化させ、脂肪の定着率をアップさせる新しい施術法です。「PRP自己血小板注入法」とは、通常の血液検査と同じように自分の血液を採血。その血液から、再生成分の血小板を抽出。吸引した脂肪から精製された脂肪細胞と、このPRP自己多血小板血漿をバストに注入します。
CONSULTATION 脂肪注入法・脂肪幹細胞注入法による豊胸術に関する検討
脂肪注入法・脂肪幹細胞注入法による豊胸術は、より自然な乳房に近い結果を得られることから肯定する意見と、様々な合併症をきたす可能性があることから、批判的な意見との双方が存在します。
脂肪注入法による豊胸術の利点としては、下記が挙げられます
ADVANTAGE 脂肪注入法の長所
- 自家組織である(異物を使用しない)
- 痩身治療が同時にできる
- 感触や体勢への追従が自然である
- 傷が少ない
- 部位や量の調節性が高い
- X線検査に写らない
一方、欠点としては、下記が挙げられます。
DISADVANTAGE 脂肪注入法の短所
- 生着率が安定していない
- 嚢腫、石灰化、脂肪開始の可能性
- 吸引できる脂肪が少ないと難しい
- 増大量に限界がある
脂肪幹細胞注入法による豊胸術は、高いコストが生じる反面、生着率や合併症率の向上に関しても明確なエビデンスが得られているとまでは言いきれない状況です。
また、治療する側の技量に大きく左右される治療法であり、その臨床的な考察もまた美容医療では実施が困難であるなどの理由から、その有用性については、不明な点も多く、長期的には幹細胞を移植するので発癌のリスクなども否定はできない等課題は多くみられます。
さらに、脂肪組織に間葉系幹細胞が、存在しているから脂肪注入術は、「再生医療技術」であるといった喧伝した脂肪注入術を案内する内容を目にする事もありますが、再生医療という捕らえ方を医学的側面及び、脂肪注入という治療法の範疇の中でも考察していった場合、脂肪注入法は、再生医療技術であるとは言い切れないのではないでしょうか。
以下に記させて頂くのは、2011年3月3日(木)日本経済新聞に掲載された新聞記事です。
「日本では、臨床研究を経て、2006年にCALTM脂肪幹細胞移植が国の認定を受けて実用化された。
これ以降、幹細胞を用いた類似の民間医療が散見されるようになったが、臨床研究を行っておらず、国の認定を受けていないことに対し、日本再生医療学会などが安全性に関わる警鐘を発している。
再生医療の健全な発展のためには、医師個人の裁量によるのではなく、国家指針に則り然るべき認定を受けた医療を推進するよう望まれる。」
以上の事から、現状再生医療と銘打った「脂肪注入術」の推奨に疑問を持たざるを得ないといえるでしょう。
脂肪注入法による豊胸術は、以前は注入した脂肪の生着率が50%程度とされていましたが、細胞の研究や治療技術の進歩によって今では80%と高い生着率を安定して実現できるようになってきました。
幹細胞の研究などが進む事で、今後は更に安定した高い生着率が期待され、新しい技術を適切に取り入れながらより良い治療のご提供ができる体制を整えて参ります。
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
脂肪吸引部、注入部に腫れが発生します。
内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに治ることがほとんどです。
手術直後は切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。
手術部位およびその周辺の感覚が一時的に鈍くなることがあります。ほとんどの場合、時間の経過と共に回復します。