コラム

COLUMN40代でバストアップするためのバストケア方法を詳しく解説

年齢によって感じるようになる体型のお悩みは多々ありますが、その中でも40代以降急激に感じやすくなるお悩みの一つが、バストやデコルテのエイジングサインです。
今回は、年齢によって実感しやすいエイジングサインのお悩みの中でも、特にバストケア、バストアップに関する内容を詳しく解説いたします。

40代から実感しやすいバストのお悩みとは

女性の場合、30代までと40代に入ってからで大きく変化するものがあり、それは女性ホルモンのバランスです。
女性ホルモンとしてはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類が月経周期と関わりのあるホルモンとしても良くしられていますが、これらの女性ホルモンは40代に入ると急激に分泌量が減少してくる形となります。

エストロゲンは乳腺の増大や肌にハリをもたらせる働きを持ち、一方でプロゲステロンは生理前のバストのハリを作り出す働きをもっていますので、女性ホルモンの分泌量が減少するとバストのハリが減少してくる形となり、これがバストの悩みとして表れます。

その他にも、特に40代に入った頃にバストの悩みが生じやすいポイントとしては下記のようなものがあります。

クーパー靱帯のダメージ

バストの形は大胸筋や皮膚と乳腺を繋ぐ「クーパー靱帯」という組織によって支えられています。
クーパー靱帯はコラーゲンなどで出来ている組織で、強く引っ張られたり刺激が加わったりすると伸びていってしまったり、切断されたりといった状態となりバストの形がしっかりと維持されなくなります。
クーパー靱帯は基本的に一度伸びてしまったり切れてしまったりすると修復される事が無いため、なるべくダメージを受けないように保護する事が大切となりますが、年齢を重ねると体内の代謝が低下するためコラーゲンの生成量なども減少し、クーパー靱帯も外部からの刺激によってダメージを受けやすくなります。

皮膚のたるみ

バストが下垂する原因はクーパー靱帯の影響だけではなく皮膚のタルミも影響します。
加齢により肌のハリを作り出すコラーゲン組織なども作られにくくなっていく事から、バストの皮膚も顔や他の部位と同じように年を重ねると徐々にタルミが目立つようになってきます。
バストの形は内部の乳腺や脂肪組織をクーパー靱帯によって皮膚と繋ぎとめて維持しているのですが、肌のハリが失われてタルミが出来てしまえば当然形は崩れてしまいます。
こうした皮膚のタルミが生じやすいのも、30代後半から40代に入った頃となるため、40代以降で急激にバストのタルミなどが気になりやすくなるといえます。

脂肪の減少や筋肉の衰え

肌以外にも、加齢によって生じる変化としては脂肪の減少や筋肉の衰えがあります。

バストは乳腺を脂肪細胞が保護している状態ですが、年を取ると体内の脂肪そのものが減少していくため、バストのボリュームが減少していきます。
ボリュームが減少すると皮膚が余る状態となるため、これがタルミの原因にもなります。

また、バストは大胸筋が土台となっていますが、トレーニングや栄養摂取などをある程度意識していないとどうしても年齢によって筋肉が衰えていくため、土台が薄くなってボリュームが減少し、また上向きに維持し続ける力が無くなるため下垂しやすくなっていきます。

出産、授乳後のたるみ

女性の体は妊娠と共に授乳に向けた体作りが進むようになっており、バスト内にある乳腺に血液や水分が蓄積され、母乳を作るための環境が整えられます。
そのため妊娠後は徐々にバストのハリが強くなっていき、最終的には1~2カップ程度大きくなった状態が授乳期間の修了まで続くのですが、授乳が終わると当然母乳は作られなくなるためバストは元のサイズに戻ります。

一方で、バストのサイズは元に戻っても伸びた皮膚はすぐに戻るわけではありませんので、皮膚が伸びる事によって授乳期間の後はバストが下垂した状態になりやすいといえます。
また、授乳の際に強く乳房や乳頭が引っ張られる事により、バストを支えるクーパー靱帯が切れてしまったり、乳頭が伸びた状態になってバストの形が崩れてしまうという変化もおこります。

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40代でバストアップするためのケア方法

40代でバストアップさせるためには、下記のようなポイントに気を付けてケアを行うようにすると良いでしょう。

1.まずは更なるバストの下垂を防ぐためにしっかり下着を着用する

バストケアとして、まず行うべき対策としてはブラジャーやナイトブラを適切に着用し、バストがダメージを受けないようにしっかりと保護する事が挙げられます。
前述のようにバストの下垂はクーパー靱帯が伸びたり切れたりしてしまう事の影響が大きいため、適切なサイズのブラジャーを着用してバストが大きく動いたりしないように保護する事が重要です。
適切なブラジャーのサイズは体型変化などによって変わりますので、なるべく1年に1度くらいはサイズをはかりなおして適切なサイズのものを着用するようにしましょう。

また、寝ている間はバストが色々な方向に動いてしまいやすく、姿勢によっては直接圧迫される刺激などを受けやすいタイミングですので、ナイトブラなどを利用して保護する事も大切です。

2.保湿ケアやUV対策をしっかり行う

バストの皮膚をハリがある健康な状態に保つためには、顔と同じく保湿ケアが大切です。
十分に潤いがある肌の状態を保つ事で肌代謝が適切に保たれ、ハリのある美しいバストを維持できます。

また、服装にもよりますがデコルテ部分は紫外線を浴びやすい部分でもあり、紫外線は肌老化を進める強い原因でもありますので、日焼け止めの使用などUV対策をしっかりと行う事も大切です。

3.バランスの良い食事を心がける

体は食事によって得られた栄養で作られており、栄養が不足してしまうと代謝が不十分となるため老化しやすくなります。
健康的な体作りのためには必要な栄養素をバランスよく摂取する必要がありますので、ごはんやパン、お菓子といった糖質ばかりの食事など偏った内容では無く、タンパク質やビタミン、ミネラル類など必要な栄養をしっかりと摂取できるようにしましょう。
特に、年を取ると肉や魚といったタンパク質の豊富な食事を取らなくなりやすいですが、タンパク質は体を作るために一番重要な栄養です。
どうしても不足してしまう場合はプロテインパウダーを活用するなども有効ですので、必要な分量をしっかりと摂取するようにしましょう。

4.大胸筋のトレーニングをする

バストを支える大胸筋は筋力トレーニングによって鍛える事ができます。
大胸筋を鍛える事でボリュームアップやバストを上向きに維持する事ができるようになりますので、積極的に鍛えましょう。

大胸筋のトレーニングとしては腕立て伏せが適していますが、ある程度胸筋や腕の力がないと腕立て伏せは難しいため、最初は膝を立てた状態での腕立て伏せなど負荷が軽い状態で開始すると良いでしょう。
膝を立てた状態でも難しい場合は壁に手をついて倒れこみ、体が斜めになるような形での腕立て伏せからでも効果はあります。

5.背中やバストの筋肉をストレッチする

バストの形が崩れてしまう要因として、筋肉のコリも一つの要因となります。
特に背中や胸の筋肉が凝り固まっていると、筋肉に引っ張られてバストの形が崩れた状態となってしまいますのでストレッチでのばすとよいでしょう。

胸のストレッチとしては手を背中側で組んで、胸を開くように腕を後ろ方向に引くようなストレッチがあります。
逆に、手を胸の前で組んで背中を丸めながら前の方にのばす事で背中や肩の筋肉を伸ばす事ができますので、20秒ほど伸ばして力を抜くというのを、それぞれ3回くらいずつ行うと良いでしょう。

バスト周囲や肩、背中の筋肉がほぐれる事で血流が促進されるため、バスト周囲の代謝が向上してバストアップにも繋がります。

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根本的な改善には美容整形が必要

バストにハリをもたらしたり、タルミを改善するという点ではセルフケアによる効果が期待できますが、クーパー靱帯が切れてしまう事などで生じた大きなタルミなどはセルフケアだけで改善する事は中々難しいです。
こうしたバストのお悩みを解消する美容整形方法も豊富にありますので、お悩みの方は是非一度ご相談ください。

乳房固定(吊上)術

バストトップ(乳頭)の位置を持ち上げ、バストの形を整える美容整形です。
乳輪周囲の皮膚を切除し、上部に持ち上げながらバスト全体の下垂が解消されるように縫いとめていく事で、乳房全体を持ち上げます。
乳房下垂の程度によっては乳輪周囲だけではなく乳房下部の組織も切除を行うケースがあります。
バストのタルミ解消を目的としたものですが、タルミによって分散した乳房組織を寄せ集める効果があるためバストボリュームもアップしたような仕上がりにする事ができます。

脂肪注入豊胸

脂肪吸引によって得られた脂肪細胞を乳房無いに再注入してボリュームアップさせる手術で、注入した脂肪の50~80%程度が定着して半永久的な豊胸効果を得る事ができます。
太もも周囲やお腹などの不要な脂肪を減らしつつバストサイズを増やせるため、一度の手術で大きく体型を変える事が出来るというメリットがあります。
また、注入する脂肪細胞は自分自身の細胞であるため拒否反応などのリスクがほとんど無く、安全面でも非常に優れた豊胸術です。

乳頭縮小

授乳などによって乳頭が伸びてしまっている場合は乳頭縮小でサイズを調整する事ができます。
今後授乳を行う予定があるかどうかによって術式が異なり、授乳予定がある場合は乳管を損傷しないように保存しながら縮小を行い、授乳の予定が無い場合は乳管の保存を行う必要がないため好きな形状、サイズに縮小する事ができます。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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