コラム

COLUMN埋没法による二重術後の腫れはどのくらい? 腫れを早く引かせるための方法は?

埋没法による二重整形をした後の腫れがどの程度なのか、また早く腫れを引かせるためにどうしたら良いのかが気になる方は多いと思います。
今回は腫れを早く軽減させるために注意するべき点を中心に、埋没法による二重整形の術後の腫れについて詳しく解説します。

術式によっても腫れの出やすさが変わる

埋没法による二重術は、切開法と比べれば少ないケースが多いとされています。
これは、埋没法の場合は極細い針でまぶたの組織を縫いとめるだけの術式であるため、切開法と比べればまぶたの組織への損傷が少ない事から腫れにくいためです。

そもそも術後にまぶたが腫れる原因は、損傷した組織(細胞)を回復させるために、体内からの分泌物などが集まってくるためです。
そのため、埋没法は損傷が少ない分腫れも少なく、回復も早いという事になります。

しかしその一方で、埋没法とは言っても6点留めなど針を通す範囲が広い術式の場合についてはやはりある程度広範囲に損傷が発生しますので、腫れの度合いも強くなります。
腫れが強くでるのは下記のようなケースです。

6点留めなど施術箇所が多い

2点留めよりも4点留め、4点留めよりも6点留めというように、留める箇所が多いほど針を通す部分が多くなるため、当然まぶたの損傷も大きくなります。
そのため、基本的には留める点数が多いほど固定する力は強固となりますが、その分腫れが強くでやすく、ダウンタイムの期間も長くなる場合があります。

まぶたが厚い

施術を受ける方のまぶたが脂肪などによって厚みのあるタイプの場合、埋没法で通す糸にかかる力が強くなります。
糸にかかる力が強いという事は、まぶたの組織がその分強く圧迫されるという事になりますので、負担がかかって腫れやすく、ダウンタイムが長引きやすくなります。
また、まぶたが厚い場合はキレイに二重のラインが出にくかったり、埋没の糸が取れやすくなったりしてしまうため、切開法による術式や脱脂などでまぶたの厚みを解消してから埋没法を行う方法が推奨されます。

二重のラインを広くとる

埋没法で二重のラインを広くとる場合、まぶたの上の方を強めに引き上げるような形で施術する必要があるため、これもやはり糸にかかる負担が大きくなります。
糸に強い負担がかかる=まぶたにも負荷がかかりやすいという形になりますので、術後の腫れが大きく、長引きやすくなります。
埋没法はあくまでも自然な二重幅を実現するために向いている術式ですので、広めのラインを希望する場合は切開法などによる施術を行った方が良いでしょう。

挙筋法による術式

埋没法は、まぶたの中にある「瞼板」という組織に糸をかける「瞼板法」と、まぶたを持ち上げる「眼瞼挙筋」という筋肉に糸をかける「挙筋法」という二つの方法があります。
このうち、挙筋法で施術を行った場合は筋肉に糸を通す事になるため腫れが強くでやすく、腫れを少なくしたい場合は瞼板法による手術が推奨されます。

ただし、瞼板法の場合はある程度狭い二重のラインでなければ適応できず、広い二重ラインを希望する場合には挙筋法を選択する必要があるなど、目的とする二重まぶたの形によっても選択可能な場合とそうでない場合がありますので、医師とよく相談しましょう。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

埋没法後の腫れの程度について

埋没法後の腫れについては、個人差はありますが一般的には下記のような形で落ち着いていくとされます。

手術から2日くらいまで「激しく泣いた後の腫れ」

手術の後から2日間くらいまでの間は、激しく泣いた後の目元の腫れ方と表現されるような腫れがあります。
これはまぶたの損傷を回復させるための反応だけではなく、埋没法手術を行う際に行った麻酔の影響による腫れなので、2日間程度が経過すれば自然と落ち着きます。
麻酔液によって腫れているものではありますが、麻酔による痛みの軽減作用については術後に効果がなくなりますので、手術による損傷が原因となる筋肉痛のような痛みも2日間程度は強くでてきます。

2週間くらいで「目立つ腫れ」が引く

麻酔液による腫れが引いた後も、まぶたの組織が回復していくための腫れは続きます。人によって腫れの度合は大きく異なり、ほとんど腫れないという方もいますが、多くのケースではまぶたが浮腫んでいるような状態の腫れとなります。
早ければ1週間程度、長くても2週間程度が経過すればこの目立つ腫れはおさまってきて、特に腫れていると気にならなくなってきます。

2か月くらいで腫れが完全に引く

術式や体質などにもよりますが、手術から2か月程度が経過する頃にはまぶたの組織も回復し、浮腫んだような状態が続く事もなくなります。
完全に腫れが引く事で埋没法によって作られた二重のラインがハッキリと分かるようになるので、これまでの期間は二重のラインが狭かったり、逆に広すぎたりと感じても焦らずに待つようにしましょう。むくみが出ている時に焦って再手術などを行ってしまうと、完全に腫れが落ち着いた時の状態が分からずに手術が行われるため理想のラインとかけ離れてしまう可能性が高くなりますし、まぶたのダメージが大きくなって回復までの時間も長くかかる事になってしまいます。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

腫れる期間を短くするために大切な事

埋没法の二重整形における腫れを抑え、早く腫れを解消させるためには下記のポイントに気を付けましょう。

術後はとにかく「冷やす」

二重術の後の腫れは、損傷した細胞の周囲で炎症が起きている状態。血流が集まる事によって腫れが広がるため、血流が促進されるような行為は腫れが悪化してしまうためNGです。
血流は細胞の回復のための大切な要素でもあるのですが、血流が増えて腫れ(炎症)が広がると回復が遅くなってしまう原因にもなりますので、とくに術後すぐの期間についてはまぶたの血流を抑え、腫れが広がらないようにしましょう。

血流を抑えるためには、とにかく冷やす事が大切です。
冷却によって毛細血管を収縮させ、血流を抑えて炎症の拡大を防ぐ事ができます。
冷却する際には清潔にしたタオルやガーゼで保冷剤を包んでまぶたに優しく当てるなどの方法がおすすめです。保冷剤が無い場合は氷をビニール袋などに入れて縛るなどして、冷却用として使うと良いでしょう。

アイシングは1回5分程度を目安に、1日に5回程度、腫れが気になる時に行うと良いでしょう。
術後5日間程度の期間行う事で、炎症の広がりを抑えて腫れが少なく、早く回復させる事ができるようになります。

注意点として、冷却を行うために直接肌に張り付ける「冷却シート」などはNGです。
肌に負担がかかって腫れの状態を悪化させてしまう可能性もありますので、張り付けるタイプの冷却は行わないようにしましょう。

冷却は5日程度でやめる事も大切

冷却を行う事で炎症の広がりを防ぎ、腫れを抑える方法は5日間程度までにしましょう。
腫れの拡大さえ抑えられれば、今度は血流を通じて細胞が回復するための栄養が十分に届く事が重要になりますので、冷却をし続けてしまうとそれも回復を遅らせる原因になってしまいます。
アイシングが必要な期間を超えたら、むしろ軽い運動などを取り入れて体内の血流を促進し、細胞の回復力を高める事も必要です。

技術力のある医師の施術を受ける

埋没法は比較的難易度の低い術式ではありますが、やはり医師の技術力によって仕上がりや術後の腫れにも大きく差が生じます。
また、埋没法はまだ形成外科術に不慣れな医師が担当する事もある術式ですので、腫れをなるべく抑えるためにはしっかりと技術力がある医師を指名できるクリニックを選ぶ事も一つのポイントといえるでしょう。
医師の技術力は実際に治療を受けなければわかりにくい部分でもありますが、一つの目安としては「形成外科専門医」の資格を所持している医師であれば、二重整形をはじめとした形成外科分野の手術を一定数経験している事が保証されていますので、医師選びのポイントとして考えるのも良いでしょう。

手術を受ける際にリラックスする事も大切

手術は医師が行うものですが、施術を受ける方がリラックスしている事も、実は手術を成功させるためのポイントです。
その理由として、緊張して目元などに力が入ってしまうと手術の難易度が上がってしまうためで、リラックスして力を抜いて手術を受ける事が大切です。
とはいえ、慣れない手術でリラックスをするというのも簡単ではありませんので、まずは心から信頼できる医師を見つける事がポイントといえるでしょう。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

術後の腫れを早く引かせるための生活上の注意点

術後の過ごし方にも、腫れを早く引かせるためのポイントがあります。

とにかく患部への刺激や負担はさける

腫れを早く解消していくためには、とにかく手術を行ったまぶたへの刺激や負担を避ける事が第一です。
目を擦ってしまったり、何かにぶつかったりという直接的な刺激だけではなく、ゴシゴシとこするような洗顔や、熱いシャワーを直接まぶたに当てるなど、ついいつも通りの習慣で行ってしまわないように注意しましょう。
髪の毛の刺激なども注意が必要で、術後特に腫れが強い時期については髪の毛も後ろや上でまとめてまぶたにかからないようにしましょう。
尚、洗顔については特に手術直後は注意が必要で、出来れば手術当日は洗顔を行わず、翌日からも刺激をしないようにぬるま湯で軽く洗い流す程度にしておく方が良いでしょう。

アルコールや喫煙は避ける

アルコールや喫煙は、毛細血管の血流を阻害してしまったり、細胞の回復に必要な栄養素を消費してしまうため術後の回復を遅くしてしまいます。
ほとんどの手術で基本的に禁酒・禁煙が推奨されますが、埋没法の術後についても完全に回復するまでは極力避けるようにしましょう。

また、アルコールについては飲酒直後は血流を増加させる作用があるため、特に術後すぐは禁止です。血流が増える事によって炎症が拡大する可能性がありますので、注意しましょう。

塩分の濃い食事は控える

塩分が濃い食事を摂取すると体がむくみやすくなるため、まぶたの腫れも強くなってしまう可能性があります。
なるべく塩分の濃い食事は控え、カリウムなどむくみを解消する栄養や、細胞の回復を高めるたんぱく質などの栄養が豊富な食事を心がけるようにしましょう。

激しい運動をしない

適度な運動は全身の代謝をたかめるため良いのですが、汗を多量にかくような激しい運動はダウンタイムが開けるまで控えましょう。
格闘技やサッカーなど患部に直接刺激や負担がかかるような可能性がある運動はもちろんですが、そうでない運動でも汗を多量にかくと、手術で出来た傷口に汗とともに最近が入り込み、化膿してしまうケースなどもあります。
激しい運動はダウンタイムが開けてからにして、ストレッチなどで体を軽く動かす程度の運動にとどめておきましょう。

顔や頭が下にならないようにする

ベッドや布団で横になっている状態や、スマホを見る時に下を向いているような姿勢は、頭や目元に血流が溜まりやすく目元の腫れを悪化させてしまう可能性があります。
横になる際は高い枕を使うなどしてなるべく頭の位置を高くしたり、スマホを使う時もなるべく高く持ち上げて顔が下向きにならないようにするなど、普段の姿勢に気を付けましょう。

アイメイクやコンタクトはなるべく避ける

埋没法は問題がなければ翌日あたりからメイクやコンタクトも可能ではありますが、やはり目元の負担を考えると術後しばらくの間、特に腫れが強い3日間程度は避けた方が良いでしょう。
腫れが目立つ期間については、コンタクトレンズではなく眼鏡を使用し、メイクもすっぴんか、簡単に落とせる程度の軽いメイクにとどめるようにしておいた方が、回復は早くなるといえます。

術後の回復を早めるサプリの利用もあり

シンエックという、術後の回復を早める効果が期待できるサプリメントがありますが、こうしたものを積極的に利用してみるのも良いでしょう。
術後の回復を早めるサプリなど、気になる方は担当の医師に相談してみてください。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

医師選びと生活習慣に気を付ければ埋没後の腫れは抑えられる

埋没法も手術である以上、どうしても全く腫れないというのは困難ですが、技術力がある医師による適切な手術をうけて術後の過ごし方に気を付けていれば、腫れの度合いを軽減させる事が可能です。
まずはしっかりと施術を任せられる医師をみつける事が大切ですので、一つではなく何箇所かのクリニックでカウンセリングを受けてみて、心から信頼できる医師を見つけるようにするのもよいでしょう。

城本クリニックでは、担当の医師が十分に時間をとってしっかりと患者様一人ひとりの相談に対応しておりますので、二重整形が気になる方はまず一度、お気軽にご相談ください。

LINE@友だち追加

本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

ご予約・お問い合わせお気軽にご連絡下さい 0120-107-929 無料 24H OK メール相談 無料 カウンセリング予約
全国の城本クリニック 35年以上の歴史と実績

全国の城本クリニック

クリニック案内へ

診療時間 10:00~19:00 完全予約制

35年以上の歴史と実績、そして信頼を誇る美容外科