目の上のくぼみ
年齢を重ねるとともに皮膚はハリを失い、まぶたが落ちくぼんで老けて見られるようになる場合があります。
特に上まぶたはよく動く部分であり、かつ人目につきやすいため、そこがくぼんでいると印象として『老けた』『疲れた』といったように見られてしまうものです。
加齢とともに起こるこの現象は誰にでも起こり得るものですが、やつれた印象にもなるため、これについて悩んでおられる方は多く、お話を伺うとかなりお悩みが深く、長年それについて悩んでいるような場合もあります。
CONSULTATION まぶたのくぼみの原因
目の上のくぼみは、加齢や生活習慣、体質などのさまざまな原因によって引き起こされます。
- 加齢による眼窩脂肪の減少と眼輪筋の衰え
- 過度なダイエットによる眼窩脂肪の減少
- 眼瞼下垂によって眼窩脂肪が目の奥に後退する
- パソコンやスマホの長時間使用で眼輪筋が衰える
これらの原因によって、目の周りにある眼輪筋が衰えたり、眼窩脂肪が減少したりします。眼輪筋や眼窩脂肪は、眼球の周りを囲ってクッションのような役割をしていますが、これらが衰えたり減少したりすると、まぶたのボリュームが失われて、目の上のくぼみが目立ちやすくなります。
また、目の上のくぼみは、まぶたに影をつくってしまうため、年齢よりも老けた印象や疲れた印象を与えてしまいます。
CONSULTATION ヒアルロン酸注射がおすすめの方
以下のような悩みがある方は、ヒアルロン酸注入がおすすめです。
- 目の上のくぼみが気になる
- まぶたがたるんできた
- 疲れているように見られる
- 目元が暗く老けた印象を改善したい
- すぐに施術の効果を実感したい
- メスを使わずに目元を若返らせたい
ヒアルロン酸注射は、10分程度の施術時間で負担が少ない治療法なので、初めて美容治療を受ける方や、メスを使った手術に抵抗がある方にもおすすめです。ヒアルロン酸の注入量を調整しながら目元をデザインできるため、自然な仕上がりを求める方にも適しているでしょう。
ほかの施術との違い
目の上のくぼみを改善する方法として、ヒアルロン酸注射のほかに、自身の脂肪を採取してまぶたに注入する自己脂肪注入があります。
自己脂肪注入は、ヒアルロン酸注射より長期間の効果が期待できるものの、脂肪が定着しにくかったりダウンタイムが長くなったりしてしまいます。脂肪吸引は、腰や腹部、太ももなどから採取することが一般的ですが、吸引した箇所のケアも必要でしょう。
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されてなくなるため、効果を維持するために定期的な施術が必要である点が大きな違いです。ダウンタイムが長くなっても長期間の効果を持続させたい方にとっては、脂肪注入もおすすめの方法となります。
CONSULTATION 目の上のくぼみ 治療方法
大きく分けて二つ方法があります。
ヒアルロン酸を注入する方法
手軽な方法としては、『ヒアルロン酸』をごく細い針の注射でくぼんだ部分に注入し、ふっくらとしたハリを出す方法があります。
ヒアルロン酸とは、人体の皮膚や眼球、関節部分などに元々含まれている成分で、異物ではないためアレルギーや副作用などが起こらず、かつ皮膚によくなじみます。
シワをなくしたり唇をふっくらさせたり、涙袋を形成したりするのによく用いられますが、目の上のくぼみにも有効です。
注入するとその場でハリが出てふっくらするため、若々しい印象になり、大変喜ばれます。
デメリットに、一度の効果の持続期間が半年~1年と、永久的なものではないという点が挙げられますが、メリットとして、10分程度の短時間ですぐに受けられる事、副作用が無い事、自然な仕上がりになる事などがあり、手軽でダウンタイムが少ない治療として大変人気が高い方法です。
- 施術の内容
- ヒアルロン酸を極細の注射針で注入することで、様々なお顔のお悩みを治療できます。 目の下のくぼみ、しわ、クマを改善し、若々しい印象、明るい印象になります。眼周辺の皮膚は、他部位に比べとても薄くできています。滑らかな状態で仕上げるには、目元専用のヒアルロン酸をお勧めします。0.5cc 60,000円(当時の価格で現在とは異なる場合があります)
- 考えられるリスク、
副作用 - むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
自己の脂肪細胞を採取して注入する方法
二の腕など、余分に皮下脂肪がついている部分がある場合(誰でもどこかしら採れる部分はあるものです)、そこの目立たない部分をほんの数㎜切開して、極細い数㎜のカニューレという脂肪細胞を吸い出すための吸引管を挿入します。
そこから脂肪細胞を吸引し、精製してから先端が丸く細い特殊針で目の上のくぼんだ部分に注入します。『脂肪注入法』と呼ばれる方法です。
これも、自己細胞を用いる治療法のため、アレルギーや副作用などが無く、また、元々が自分の細胞であるため、皮膚に大変よくなじみます。
目元にハリを出し、ふっくらとさせて若々しくするには、お勧めの方法であると言えます。
デメリットに、注入した脂肪のうち体内に吸収されてしまう分がある点が挙げられますが、メリットとして、吸収されず生着した脂肪細胞の効果は永久的に保てる事、自己細胞であるため副作用が無い事、自然な仕上がりになる事などが挙げられます。
例えを挙げますと、注入した細胞の1/2が生着し、1/2が吸収されてしまった場合、一生そこに定着するのは生着した分の1/2の量だという事です。
つまりくぼみが顕著な例で、かつ生涯ふっくらした状態を保つには、2度の治療を要する場合がある、という事です。
CONSULTATION ヒアルロン酸とコラーゲンの違い
ヒアルロン酸とコラーゲンはどう違うのか?というご質問をよく頂きます。
これについてですが、これらはいずれも人体に害の無い充填剤で、くぼみを『溝』だとすると、『そこを埋める』というイメージで行います。
実際は、極細い針で真皮層に注射をして、皮膚の容積を増やす事によってハリを出しています。
ヒアルロン酸とコラーゲンの違いですが、
- コラーゲンはタンパク質から合成するもの
- ヒアルロン酸は人体組織の中(皮膚や眼球、関節など)に元からあるもの
です。
コラーゲンは動物由来のものが多いため事前にアレルギーテストが必要な場合が多く、ヒアルロン酸にはテストの必要がありません。
また、コラーゲンはやや白く、ヒアルロン酸は透明なので、ノーメイクの時に透けて白く見えるのが気になる人には、特にヒアルロン酸をお勧めします。
また、持続効果もヒアルロン酸の方が長いため、現在ではヒアルロン酸を用いる事がほとんどです。
CONSULTATION ヒアルロン酸注射のメリット・デメリットや注意点
目の上のくぼみを改善して若々しい印象を取り戻せるヒアルロン酸注射について、メリットやデメリット、注意点などを紹介します。
ヒアルロン酸注射のメリット
ヒアルロン酸注射のメリットには、以下のようなものがあります。
- 効果がすぐに実感できる
- 自然な仕上がりが期待できる
- 目の上のお肌にハリが出る
- 短時間で施術が可能
- 副作用のリスクが少ない
ヒアルロン酸注射は、効果がすぐに実感でき、目の上のお肌にハリがある自然な仕上がりが期待できます。
施術時間は15〜30分と短く、ダウンタイムも短いため、日常生活への支障も少ない点がメリットです。さらに、ヒアルロン酸はもともと体内にある成分のため、副作用のリスクが少ない点もメリットといえます。
ヒアルロン酸注射のデメリットや注意点
ヒアルロン酸注射には、注意すべき点もあります。
まず、注射針を用いて注入するため、腫れや内出血が生じる可能性があります。通常は数日〜1週間程度で治まりますが、血行がよくなる行為を避けたり、軽く冷やしたりといった施術後のケアが必要です。
また、ヒアルロン酸は適切な箇所に適量を注入しないと、膨らみが足りなかったり、しこりやデコボコができたりする可能性があります。そのため、施術経験の豊富な信頼できるクリニック選びが大切です。
ヒアルロン酸注射の持続期間
ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は、個人差がありますが半年〜1年半程度とされています。注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されてなくなるため、効果を維持するためには定期的な施術が必要です。
目の上のくぼみの施術料金
ヒアルロン酸 | ¥76,000 |
---|---|
脂肪注入 | ¥297,000(脂肪採取作成代220,000円、注入代目の上77,000円) |
眼瞼下垂 | ¥550,000~660,000 |

加齢によって生じやすく、年齢を感じさせやすい目の上のくぼみは眼窩脂肪の減少や移動などによって生じる事からセルフケアだけではなかなか改善する事ができません。
美容治療であれば、ヒアルロン酸注入の手軽な治療で自然な改善が可能ですし、脂肪注入のように半永久的な効果を発揮できる治療法もありますので、お悩みの方はまず一度ご相談いただければ幸いです。
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