コラム
COLUMN埋没法の糸は細いのに、どうして瞼を支えることができるのか?
埋没法のご治療は、医療用の極細糸で上瞼をお留めして、二重を作る治療になります。
一重の方はもちろんのこと。
奥二重の方。
もともと二重だけれども、幅を広げたい方など、多くの方に指示されているご治療です。
最近、患者様のお問い合わせで、治療で使用する糸について尋ねられることが多くございました。
埋没法で使用している糸ですが、厚生労働省が認可した医療用の糸になりますので、お目元に害があるようなことはございません。
糸にも種類は多々あり、ご状態に合わせて適切な糸をご案内させて頂いております。
埋没法の糸の中には、血管を縫合する糸もあるくらい、安全性が高い物になっております。
糸のサイズについてですが、患者様がご覧になられると非常にその細さに驚かれます。
埋没法の治療で使用する糸は、髪の毛よりも細い糸になります。
あまりの細さに、糸が瞼を支えきれるのか?と、ご質問される方もいらっしゃる程です。
治療直後の糸について簡単にご説明させて頂きますと、埋没法の治療直後には、皮膚の下の眼輪筋(がんりんきん)という、筋肉の中に糸の結すび目が入ります。
眼輪筋に糸の結び目が入ることにより、皮膚を内側に引き込み、自然な二重のラインが出来ます。
その後、糸の周りには瘢痕という皮膜ができ、この皮膜が糸と共に皮膚を引き上げ、きれいな二重のラインを保ってくれます。
瘢痕は、自分自身の組織の為、消失してしまう心配もなく生まれつきの二重と同じご状態が作られます。
糸と皮膜の二重の引き上げ力で瞼を支える為、前述の「糸が瞼を支えきれるのか?」という心配は不要というわけです。