コラム
COLUMN就職と美容整形
先日、新聞記事で興味深い記事を読みました。
その内容は、インターネットの就職サイトで、「就職整形」に関するアンケート調査を行ったというものです。
「就職整形」という言葉が世の中に深く浸透していることもに驚いたこともさることながら、その調査結果にも非常に驚かされました。
回答者の3人に2人が、必要ならば就職整形も考えると回答しており、「目」を選んだ回答者のほとんどが、大学生であるということです。
美容整形大国の近隣の中国や韓国では、「就職整形」やさらには、「受験整形」が盛んで、見た目の印象を良くすることで、面接での合格率を高めたり、本人の自信に繋がるようにと親が子供に整形を進めるケースも非常に多いようです。
我が国日本においても、そういった考え方が普及していることを証明する今回の記事内容は、非常に衝撃的でもあり、また、美容整形に対する国民感情の変化が顕著になっているということを知らしめる良い内容であったように思います。
実際の診療現場においても確かに、就職の為に二重の治療にこられる方が多いのも現実です。
医療というと、やはり最上級の個人情報を含む場であり、なかなか多くの面でオープンに出来ないという事からか、閉鎖的な印象をもたれる方も少なくありませんが、正確な認識のもと治療を受けて頂く為にも、正しい情報の開示や伝達という物が非常に重要であると伴に、大きな課題であると言えるのかもしれません。