コラム

COLUMN整形は老後に崩れるって本当? 二重整形後、加齢による変化はどうなるのか

美容整形を受ける心配の一つに、年齢によって体質が変化した際に美容整形した箇所は「自然な」状態ではないため、不自然な状態になってしまうという話や、維持し続けるためには定期的なメンテナンスが必要という話があるのではないでしょうか。
今回は、美容整形の中でも特に人気の二重整形について、こうした年齢を重ねる中での変化について、どのような経過を辿るのか、また不自然になってしまう事はあるのかなどについて解説します。

二重整形の後の変化について

二重整形には大きくわけて埋没法や切開法といった手法があり、特に切開法については永続的な効果があるとして説明される事の多い術式です。
また、城本クリニックでは埋没法にも「永久保証」がつけられるように、切開法ではなく埋没法であっても、その効果がしっかりと長年維持される術式として考えています。

しかし、実はこの永続的な効果というのは、二重整形で作った二重のラインがずっと変わらずに維持できるという意味ではありません。
なぜなら、あくまでも二重整形によって作る事が出来る変化に対してのみであって、加齢による体全体の変化については二重整形の内容とは無関係に生じますし、こうした変化によって二重のラインも変わってしまう場合があるからです。

加齢による変化の出方は人それぞれの生活習慣などによって異なるため、医師であっても正確にどのような変化がどの程度の期間で生じるかについてを予測する事はできませんが、おおよそどのくらいの時期に、どのような変化がおきてくるのかについて紹介します。

二重整形から半年間程度

埋没法でも切開法でも、二重整形を行った後半年程度は術後の腫れなどが続くダウンタイムに該当する期間です。
この時期は手術を行った箇所の腫れがおさまってくるに従って、二重の幅が広くなったり狭くなったりしていき、最終的には医師とカウンセリングの際にすり合わせた目指す二重の幅近くに落ち着いていきます。

一般的にダウンタイムの期間は細胞のダメージが大きいほど長くなりますので、埋没法であれば2点よりも6点など施術箇所が多い方が長くなり、埋没法より切開法の方がダウンタイムが長くなります。

また、ダウンタイム中の過ごし方として目元に負担がかかったり、紫外線などの刺激をうけやすいような過ごし方をすると腫れがなかなか引かずにダウンタイムが長くなる場合があります。

二重整形から1年程度

二重整形の違和感が無くなり、整形後の自分自身の顔も見慣れてくる時期です。
元々の目元の状態を忘れてくる時期といってもいいかもしれません。手術後にはまぶたに対する負担に気を付けていたものが、整形後の違和感がなくなる事でふとした時に強くこすってしまうなどの動作に繋がりやすくなってきますが、特に埋没法による手術の場合はあまり強い負荷をかけると状態の維持に悪影響となる場合もありますので、気を付けましょう。

また、人によっては二重の幅に対する理想像が変わってきて、再手術を検討しはじめる方も増えてくる時期でもあるといえます。
埋没法での施術であれば早いうちに糸を除去する事である程度元に戻したり、糸を止めなおして再手術が出来る可能性がありますが、切開法の場合は再手術が難しいケースもありますので、二重の幅を変えたいというような場合には一度早めに医師へ相談してみると良いでしょう。

二重整形から10年程度

年齢にもよりますが、10年程度の時間が経過すると目元の脂肪が減少したり、筋肉が衰えたり、肌のハリが失われたりといった変化が誰にでも起こります。
この影響で二重の幅にも変化が生じ、例えば二重のラインより上のまぶたの皮膚がたるんだり、目を開ける筋力が衰えたりすることで二重の幅が狭まるケースもあれば、逆にまぶたの脂肪が減少するなどによって二重の幅が広がるケースもあります。
こうした変化は二重整形をしていなくても同様に起こる変化であり、完璧に変化を防止する事はできません。
二重のラインが大きく変化したと感じたら、再度二重整形を受けてキレイな二重のラインを作り直すのも良いでしょう。場合によっては眼瞼下垂の症状がでている事もありますので、治療を行う事で美容面だけではなく健康面でも良い影響となる事があります。

一点、二重整形を行った方の場合で注意が必要な点が、埋没法の糸が緩む事です。
埋没法の糸は手術を行った当時に「ちょうどいい」強さで結ばれていますので、加齢によって脂肪が減少するなどしていくと、糸が緩んだ状態になります。
糸が緩む事で単純に二重のラインが薄くなったり取れたりするだけであれば問題が無いのですが、糸を通していた位置や緩みの度合によっては、糸が眼球に触れるようになってしまうなどの状態となるケースがあります。
糸が眼球に触れてしまうと眼球が傷つき、ゴロゴロとした感覚を覚える原因にもなりますので、埋没法の術式を受けて加齢によって糸が緩んだり、取れたりしてしまったと感じた場合には一度クリニックで医師の診断を受けた方が良いでしょう。

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埋没法と切開法では二重整形後の経過も異なる

以上のように、加齢によって目元の状態が変化していく中で二重整形で作った二重の幅にも変化が生じていくのですが、埋没法による二重整形と切開法による二重整形でも変化の仕方は大きく異なります。

埋没法の場合の変化

埋没法は医療用の糸で二重まぶたを作っている状態ですので、この糸が外れたり緩んだりしてしまうと、当然二重の幅も変化する可能性があります。
特に、目元を擦るなどの刺激が繰り返しかかり続けたり、体質の変化などによって太ってまぶたが厚くなったりなどした場合には、糸に対する負荷が大きくなるので外れたり緩んだりしてしまう可能性が高くなります。
また、術式によっても差があり糸を止める箇所の多い6点留めであれば糸にかかる負荷が分散されますが、2点留めなどの場合は一つ一つの糸にかかる負荷が強いために取れやすくなるなどのリスクが高まります。

こうした変化から、埋没法の場合は術後数年から十数年程度の期間で二重のラインが取れたり、崩れたりしてしまう可能性があり、その場合の対応を行う保証制度の有無なども、安心して治療を受けるための大きなポイントとなります。

切開法の場合の変化

切開法の場合、まぶたは二重のラインが出来るように癒着した状態が作られていますので、埋没法のように緩んだり取れてしまったりというような心配をする必要はありません。
加齢による変化はもちろんありますが、生まれつき二重まぶたの人と同じような目元の経過を辿る形となりますので、特に不自然になるというような事もないでしょう。

一方で注意が必要なのは、切開法で手術をした場合には元に戻す事が出来ないという点です。
埋没法であれば糸を除去する事で元に戻したり、再手術したりが可能ですが、切開法の場合は組織の切除などを伴うため元に戻すのが非常に困難です。
そのため、切開法での二重整形を受ける際には理想的な二重のラインをしっかり作れるように、事前に医師と入念なカウンセリングを行う事が必須といえます。

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埋没法であっても、いつでも元に戻せるとは言えない

切開法ではなく埋没法であれば「元に戻せる」とよく紹介されますが、注意しなければいけないのは埋没法であっても、一定期間が経過するとまぶた内部の組織が固くなったり、癒着が発生したりするため、完全に元の状態に戻せるとは言えないという点です。
術後数か月など短い期間であれば糸を除去する事で元の状態に戻せますが、長期間が経過すると糸を外しても多少癖がついたような状態でとどまる場合が多く、完全に戻せるとは言えないのです。
逆に言えば、一定期間が経過して糸が緩んだり取れたりしても、二重のラインが完全にいきなり無くなるというものではなく、ある程度二重整形による変化は残った状態が維持される事になります。
埋没法であっても、二重の幅を変えたいなどの場合にはなるべく早く医師と相談するようにしましょう。

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老後まで安心できる二重整形のためにはクリニック選びが大切

二重整形に限らず、人は月日が経てば体質が変化していくものですので、美容整形によって獲得した見た目も徐々に変化していきます。
こうした変化も見込んだ上でしっかりと手術を行う事が長期間安心していられる美容整形のポイントであり、そのために重要になるのが、やはり医師による術前のカウンセリングです。
今現在の希望だけではなく将来にわたっての変化も含めてじっくりと医師と相談して決めていく事ができなければ、すぐに効果がなくなってしまったり、やり直しが必要となってしまったりといった整形に繋がってしまいますので、老後まで安心して過ごせる二重整形を受けるためにも、納得ができるまできちんと医師と相談できるようなクリニックを選ぶようにしましょう。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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