コラム

COLUMNまぶたのしわを消すにはどういったケアや治療が必要?

年齢を重ねるにつれて目元のしわやたるみが気になってくるという方は多く、まぶたのしわやたるみを解消したいという要望は毎日のようにお寄せいただきます。
「目は口ほどにモノを言う」ということわざがあるように、目元というのは表情の顔の中でも強く注目を浴びやすい部位であり、印象を左右する重要なパーツなので、この部分にしわが刻まれていたり、目立つたるみがでていると顔全体が老けた印象になってしまいます。 今回はまぶたのしわを消す方法について紹介します。

まぶたのシワやたるみの原因について

どんなにきちんとスキンケアを行っていても、人は年齢を重ねるとともに成長ホルモンなどの分泌が減少していき、それとともに体の代謝機能が低下していきます。
加齢によって代謝機能が低下すると、肌内部で作られる「コラーゲン」や「エラスチン」といった肌の潤いや弾力をキープする成分が新しく作られにくくなって減少していきます。肌はこういった弾力を保つ成分によって若々しくハリを保っていますので、代謝の衰えにより肌内部のこうした成分の分量が減少していくと、徐々にハリが失われていき、肌のたるみやシワになっていってしまう事となります。

肌のハリが失われるのはまぶただけではなく全身同じように変化がおきていきますが、特にまぶたなど目の周りの皮膚は薄いという事もあって、たるみやすく、しわが目立ちやすい部位です。
そのため、例え重点的にケアをしていたとしても、加齢による変化が目立つスピードは早く、目元が老けて見える事で急激に全体が老け込んだように見られやすくなるという状態に繋がります。

まぶたのしわの原因は加齢だけではない

まぶたのしわやたるみは加齢による変化の影響が大きいというのは確かですが、加齢以外でも、アイメイクで受ける刺激や、メイクオフの際の刺激、紫外線のダメージといった原因によってもしわが出来やすい部分です。
これは、まぶたの皮膚が薄く毛細血管や腱膜といった繊細な組織にすぐ刺激が届いてしまうという点が影響しています。

まぶたには細胞に栄養を届けるための毛細血管や、まぶたを引き上げるための腱膜などがありますが、これらは強くこするなどの刺激を与えたり、日常的に何らかの力が加わるような状態を続けていると、比較的簡単にダメージを受けて損傷してしまいます。
毛細血管が損傷すると細胞に栄養がいきわたりにくくなって代謝が低下しますし、腱膜が緩んだりしてしまうと、まぶたを持ち上げる力が弱くなってタルミが出やすくなってしまうのです。

肌老化を防ぐためには肌への摩擦刺激や紫外線対策をしっかりしなくてはならないというのは知っている方が多いと思いますが、とくにまぶたについては細心の注意を払ってケアするようにしましょう。

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美容整形術に置けるまぶたのシワやたるみ解消方法

まぶたのシワやタルミを解消するためには、やはり美容治療でケアする方法が最も早く確実です。
どのような治療があるのかをご紹介します。

ヒアルロン酸注入による手軽なプチ整形

まぶたのしわを手軽に消す方法として、手軽な方法ではヒアルロン酸を注入する方法が挙げられます。皮膚を切らずに行える方法なので、プチ整形と呼ばれることもあります。

ヒアルロン酸は元々、人の体内に存在している物質です。大量の水分を抱え込むことができる性質があるため、ヒアルロン酸に水分を含ませるとゼリー状で、優れた保水力を持った状態となります。
人の体内にも存在している成分ですが、コラーゲンなどと同様に年齢と共に減少してしまうものでもあり、50代になると、20代の半分以下になってしまうといわれています。

ヒアルロン酸のプチ整形は、このヒアルロン酸を主成分とした注入剤を、注射器を使って皮下に注入する方法です。
安全性の高いヒアルロン酸を注入する事で、物理的に肌を内側から持ち上げ、ハリを作る事ができます。

治療は注射による注入のみで終わるため施術時間も短く、痛みやダウンタイムもないので手軽に行えてすぐに効果が分かるのがメリットです。
ただし、その効果は永久に続くわけではなく、個人差もありますがヒアルロン酸は半年~2年程度かけてゆっくりと数年かけて分解されていき、最終的には注入前の状態に戻ってしまう事から、効果を維持するためには定期的に注入をしなおさなければならないという点がデメリットとして挙げられます。

なお、ヒアルロン酸の吸収スピードは使用するヒアルロン酸の種類や、注入する箇所によっても異なり、まぶたは他の部位に比べて、ヒアルロン酸が分解・吸収されるスピードが比較的遅いことから、効果が持続しやすいといえます。
逆に、血流が多い箇所や、触った感触を自然にするために柔らかいヒアルロン酸を注入する箇所の場合は効果が持続しにくく短期間で再注入が必要となります。

たるんだ眉下の皮膚を取り除く手術(眉下切開)

まぶたのしわを解消する方法として、一時的ではなく永続的な効果を発揮する方法としては、たるんでいる眉下の皮膚を手術で切除して取り除く方法もあります。

方法としてはシンプルで、眉の下側に沿うような形で切開を行い、たるみの原因となる余分な皮膚を切除してから、再び眉の下に皮膚を縫いとめるというものです。
皮膚を直接除去してしまうのでシワやたるみの解消を確実に行う事ができて、切開の跡も眉の形に沿うようにして出来るため、傷跡が目立つという事もありません。

たるみの原因を除去する手術ですので、ヒアルロン酸注入のように、効果が一時的で徐々に薄れていくことは当然ありません。
一度手術を受ければ、その効果は一生続きます。
ただし、手術の後も加齢による変化は生じてきますので、肌のたるみが悪化する事で再度まぶたにもシワやたるみといったトラブルが生じる可能性はあります。

眉下切開手術のデメリットとしては、やはり手術という特性上、どうしても直後はある程度の腫れがでてしまい、一定期間腫れや痛みが続くダウンタイムがあるという点です。
皮膚を切開するので、腫れや内出血などはどうしても起きてしまいます。腫れの程度は強く泣いた後くらいといわれるような状態ですが、場合によっては内出血で手術部位の周囲が紫色に腫れてしまう事もあります。
強い腫れは術後2日程度、目立つ腫れはその後1週間程度。内出血についても1~2集患程度で徐々におさまっていく事が多いのですが、体質や術後の過ごし方によっては腫れが長期化するケースもあります。

まぶたは腫れが目立ちやすく、隠しながら生活をする事も難しいため、ダウンタイムの過ごし方にもよりますが周りに気付かれやすいという点は、美容整形の手術を受けたことをあまり周りに知られたくないという人にとってはデメリットと言えるでしょう。

腫れや痛みは医師の技術力によってもある程度対策する事が可能なので、なるべく術後の回復を綺麗に、そして早く行いたいという方は、しっかりと技術や実績のある医師を探すようにしましょう。

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普段の生活で意識したいまぶたのしわを消すポイント

まぶたのしわが気になり始めたり、しわができないように予防するには、普段の生活で気を付けたいポイントがいくつかあります。

まずスキンケアですが、乾燥は肌の老化を進めるので保湿効果のある美容液やアイクリームなどを使い乾燥を防ぐことが重要です。
目元はポイントメイクをするのでクレンジングや洗顔もしっかり行いたいですが、あまり時間をかけすぎてしまうのは逆効果です。こすりすぎたりすると、皮膚に負荷がかかってしまいます。
マスカラ等の落ちにくいメイクはクレンジングオイル等、洗浄力の高いクレンジング剤が効果的です。洗顔料はしっかりと泡立ててから、こすらないように優しく洗います。

それから目を酷使すると目の周りの血流が悪くなってしまうので、目を使い過ぎないことも大切です。パソコンやスマートフォンなどで近いところを見続けると、筋肉が固まり血流の悪化を招きます。疲れていると感じたら、目を休ませることが大事になります。

まぶたのマッサージは非推奨

まぶたのたるみ解消やしわの解消目的でマッサージが紹介される事がありますが、基本的には非推奨となります。
まぶたは皮膚が薄く、毛細血管や筋肉の損傷が起こりやすいため強く擦ったりもんだりしてしまうと更なるたるみやシワに繋がる可能性があります。
どうしてもマッサージによるケアなどを行いたい場合は、摩擦刺激がおこらないようにしっかりとクリームなどを使用した上で、強い刺激にならないよう優しくなでる程度の内容にしましょう。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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