コラム
COLUMNエイジングケア
最近巷でよく聞かれるようになったキーワードである「エイジングケア」。
意味はなんとなくはわかるけど具体的にはいまいちよくわからない・・・そんな方も少なからずいるかとは思います。
まず、エイジングケアとは日本語で「抗老化」、つまり老化を抑えて若さを保つ、という意味です。
具体的には年をとることによって現れてくる体や心の老化現象を改善して、見た目以上、つまり実年齢以上に若返ることを目的とする療法全般をさします。
また、このエイジングケアはそういった見た目だけではなく、脳の活性化や体全体の健康を増進し、維持するという大きな目的を同時に持っています。
エイジングケアを適切に行うことによって、見た目と中身の両方の若さを保つことができるのです!
1990年イギリスの有名な医学雑誌である「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された「ヒト成長ホルモン投与による治療により61歳から81歳のお年寄りが全員若返った」という論文に世界中が驚きました。
この論文によれば、本来小人症の子供に対して使用する成長ホルモンを被験者の老人に投与したところ、全員に「肌が若返った」、「骨が丈夫になった」、「体脂肪が減り、筋肉がついた」、「血中コレステロールが低下した」などの劇的な改善が見られたのです。
またこの臨床実験の驚くべきところは改善率が100%だった点です。
通常の臨床実験では人の個体差によって改善が出たり出なかったりするので、まず100%という効果がでることはありえません。
このホルモン投与が若返り、人体の改善に効果があることは疑いの余地もないといっていいでしょう。
この論文が発表された後、日本でもエイジングケアの方法が議論され、行われるようになりました。